この疑問をお持ちの方
- ブログと日記の違いって何だろう?
- ブログと日記には、それぞれどんな特徴があるのか比較して知りたいです。
日記とブログという言葉自体は、ほとんど同じ意味で使われることが多いので、中々区別した使い方がイメージしづらいですよね?僕も初めは「何が違うの?」「ほとんど同じでは?」と思っていました。
日記とブログで共通しているのは、自分の日々の想いや夢、今後の希望、情報に対する意見を書いていくことです。自分自身を表現する場所という意味では、どちらを使っても良いと言えるでしょう。
しかし実際のところ、日記とブログとは、かなり違うものだと思ってください。日記とブログは、その書き方だったり使い方、どんなシチュエーションで書いていくのかによって使い分けができます。特に2023年これから書く人にとって、何を目的に書いていくのかが一番重要なポイントです。
ブログと日記の違いは?25のポイントで比較
まず初めに、ブログと日記の違いを比較した比較表を見てみてください。
日記とブログの比較表 | 日記 | ブログ |
---|---|---|
具体的な例 | 旅行先の話、美味しかったランチ | 商品レビュー、投資ノウハウ、ITスキル |
歴史 | 古くからある文書記録 | 1990年代が発端 |
仕事か趣味か | 趣味のみ | 雑記と仕事、副業やサイドビジネス |
必要な知識 | 日々の体験のみ | Web知識やITリテラシー |
何を使って書くのか? | ペンや鉛筆、パソコンなど | PCやスマホ、タブレット端末のみ |
どこに書くのか? | 本や手帳、Web上 | 無料ブログサイトかWordPress |
書く内容は? | 日常で感じたことや出来事 | 情報、経験、スキル、ノウハウ、日常 |
テーマやジャンル | ジャンルは問わない | テーマを決める特化型と自由な雑記 |
どんな人が書くのか? | 年齢や性別を問わずすべての人 | インターネット知識がある程度ある人 |
誰に書くのか? | プライベート、または周囲のごく一部 | Web上の多くのユーザー |
どんな目的で書くのか? | 日々の記録やメモや備忘録として | 情報共有欲や承認欲求、稼ぐこと |
どんな時に書くのか? | 一日の終り | 一日のどの時間でも良い |
どれくらいの文字を書くのか? | 文字数は少なめ | 500文字から多い場合は1万文字 |
更新頻度 | 毎日など頻度は高い | 毎日や、少ない場合は年に一回 |
始めやすさ | 始めやすい | 始めるための事前準備が必要 |
始めるまでにかかる時間 | すぐに始められる | 通常1時間以内 |
始めるのに必要なお金や費用 | 基本お金はかからない | 無料、または高額だと数万円規模 |
続けやすさ | 続けやすい | 続けるための仕組みや情熱が必要 |
書く難しさ | 易しい | タイピングやWeb知識習得など難しい |
書くのにかかる時間 | 1時間以内 | 数時間から数十時間 |
SNSとの相性 | 拡散できないまたはしづらい | Twitterやインスタなど拡散されやすい |
匿名か実名か | 匿名が多い | 匿名でも実名でも良い |
信頼性 | 信頼はされづらい | 情報の質によって信頼性が変わる |
稼げるか、また金額は? | 稼ぎづらくほぼ無利益 | 稼ぎやすく、月収数千万まで可能 |
将来性 | 実績になりづらい | スキルを付け転職や独立も可能 |
続いて、日記とブログのそれぞれの特徴を見ていきましょう。
日記ではプライベートな内容を書く
日記はほとんどの場合でプライベートなことや、個人的な出来事を書きます。書き続ける場合は、過去のものから順に、現在の新しいことが上に書き加えられる場合が多いです。紙の場合で一番イメージしやすいのは、年頃の女の子が毎日の記録を手帳に残していたものです。一方でWebの場合は雑記や日記と呼ばれ、パソコンやスマホにあるメモ帳や日記アプリ、またWeb上のオンライン日記などに書いていきます。この中で、ブログサービスを使った日記を書く人もいるため、ブログと日記が混同してしまう人も多いのです。
紫式部はその日記の中で清少納言に対して「偉そうな人ね、男性の前でかなり良い感じにみせているけど、実際は教養もない、ただ得意げに気取っている嫌な女よ」と言っていたのをご存知ですか?歴史を振り返ると、日記は紙で書かれているものでは、日本の中だけでなく世界中で古くからあるものです。「土佐日記」や「紫式部日記」が代表的で、また海外ではアンネの日記などがあり、1,000年以上も前の平安時代から現代まで幅広い世代であるものですね。
書く内容は、人々が日々感じた喜びや怒り、不満などの感情的なことから、日々の何気ない日常生活や体験に関すること、そして今後の将来のことや人生、未来のことまで、個人的な内容を書くことが多いです。それは例えば今までなかった出会いや価値観の変化、今週のトピックス、旅の記録、仕事で感じたストレス、政治に対する不安、子供の成長記録、誰かに対する恋心や愛情、趣味で愛用しているバイクに関する深すぎるレビュー、などテーマは限定せず何を書いても良いです。「目的を持たずに自由気ままに書いていく」ことが日記の醍醐味でもありますよね。
ブログではネットで広めたい情報を書く
ブログで使われるのは、インターネットやデジタル上のツールです。またブログの目的は、情報をWeb上で拡散して、Web上の読者であるユーザーから何かしらの反応、主にお金や対価を得るということです。しかし、ネット上の人に特に何か知見やノウハウを伝えるつもりがない場合はオンライン日記と呼べるため、オンラインでの日記も、「WebにLog(記録)する」という意味であるブログの中の一つだとも捉えられます。ブログとは、オンライン日記を含むインターネット上で書かれた文書全てのことを言うのと同時に、稼いだり金銭的なリターンを得るための情報発信でもあると言えますね。
ブログの火付け役はホリエモンという愛称で有名な堀江貴文氏が始めたライブドアにあります。ライブドアブログは今ではLINEによって運営されるブログサービスになりましたが、過去の月のユーザー数は3,000万人を超える時もありました。何かを発信するというブームが発端になり、インターネットを使った記録や日記という使い方から、ブログで情報を伝達して、ユーザーに何かアクションをしてもらうという利用方法に変わったのです。
月収1,000万円、年収1億円というブロガーを聞いたことがありませんか?彼らはもちろん、オンライン日記のように日々の暮らしや生活をただ綴っているだけではありません。誰かの不安や悩み、疑問を解決するようなブログ記事を書き、アフィリエイトマーケティングという手法でお金を稼ぐことができています。2020年の日本経済新聞の発表では、ブログの国内での市場規模は3,000億円を突破しました。このような巨大なマーケットになったからこそ、日記よりもマーケティングに強いブログは注目されているのですね。
ブログとは?
ブログとは何のことか?についてブログの教科書にまとめています。
ブログと日記に関する世間のコメント
世の中一般では、ブログと日記に対して、どのような感覚やイメージを持っているのでしょうか?
「ブログと日記の違いは」という主題に対して、多くの有識者や経験のある玄人が集まるプラットフォームから、その意見や回答を集めました。調査対象のサイトは、以下のとおりです。
上記のサイトの中から、明確にブログと日記を区別して答えているものを収集しました。以下の口コミの情報をヒントに、「ブログと日記の違い」を様々な視点から見てみましょう。
日記
- 日記は、その人の人生や個人的な内容に沿ったものです。自分の考えや思考を、まるで雑にダンボールに詰め込むかのように放り込む、そんな感覚ですね。もしも今自分が書いている文章が、まとまりのない、気持ちを発散しているようなものに近いとしたら、それは日記を書いているということです。
- 日記は、あなたの人生そのものです。また、その日に何があったのかやどう感じたのかを思うままに書いていくこと。そこに偏見やプライドなどは一切なく、純粋に自分自身の頭の中を文章にまとめていくというイメージです。
- 日記は今まで経験したことや体験したことを、ただ個人的な記録として録っておくために使うものです。その中身は、ペンやクレヨンで書かれた雑な文章やインクの滲んだ手帳のようなものを想像できると思います。
- 日記の内容は特にヒミツにしたい内容だったり、かなりプライベートで公開したくないような羞恥心に関わるようなこと、また自分の大切な財産に関わるようなことを書きます。
- 日記とブログでは、重なるような部分もあります。Web上で何かを紹介するような記事という日記の意味合いで始まったからです。Web上の日記はブログでもあるという考え方もできますね。
ブログ
- ブログは、自分が持っている情報を単純に共有することではなく、自分が持っている商品やアイデアを広告宣伝するアピールの場として使えます。ですが、注意しておきたいのは、ブログを始めた最初の段階では、まだ単なるオンライン日記でしかないということです。
- ブログは、世の中で起きたニュースに対する自分の意見を言ったり、他の人に共有したい新しい発想だったりします。誰かに何か情報を伝えたい、革新的であると思われたいと思った時点で、その文章はブログになります。
- ブログは個人がWebサイト上で持つツールであり、自分が物理的に持っているというイメージから離れています。通常、ログインIDやパスワードがあるもので、自分で管理する必要があること。また、書かれているコンテンツには、テキストや画像、動画やコメントなどが含まれいることが多いですね。
- ブログの内容は誰にでも公開できること、誰の目に触れても恥ずかしくないような事が書かれています。
- ブログは、広義の意味では日記とほぼ変わらないとも考えられます。ある人が書いた個人的な記録や日記を時系列順に頻繁に書いたWeb上のサイトはそう呼べるからです。
ブログと日記の違いを何となくイメージできたのではないでしょうか?本記事が、読者の方の疑問に最大限に応えることができていたら幸いです。
もし実際にブログを見てみたいと思った方は、一般人のブログの見方に関する記事を見れば、ブログの見方を詳しく知れると思います。
最後に、もし本記事を読んで、「これから始めたいのはブログだ」と思った方は、初心者のためのブログの始め方完全ガイドをご参照ください。