ブログ初心者が学べる、おすすめの本はありませんか?ためになったものや勉強になった本を紹介してください。読者の方からこのような質問を多くいただきました。
ブログを開設したばかりの初心者には、分からないことや知らないことが多く、ブログをどうやって書いていけばよいか悩んでしまいますよね。ブログは実は奥が深く、最低限の基本として知っておくべきことや学ぶべきスキルがあるため、事前にある程度の基礎知識を身に付けておくことが大切です。
私も初めはみなさんと同じでした。右も左も分からないような状態でブログを始めてみたものの、ブログ更新?記事構成?セールスライティング?といったような基本的なことも分からず、どのブロガーの学習法を参考にすればよいか分かりませんでした...。
結局、ブログに関する「厳選」と紹介された本を数10冊も読むことになってしまいましたが、内容が難しすぎたり、中身が重複していることが多かったという感想です。
そのような無駄にした多くの努力を、他の初心者ブロガーには経験して欲しくない。このような思いで、読んできたブログ本の中で、本当におすすめの書籍をご紹介していきます。
本記事では、ブログ運営を学べるおすすめの本を超厳選して、2023年に読むべきブログ本ランキングBEST5を一挙にご紹介していきます。
どれも超良本なので、ブログを始める前に全部読み切ってしまいましょう!
ブログを本から学ぶメリット
ブログを本から学ぶことは、一番学習効率が高い方法だと思っています。なぜなら、本1冊あたりに含まれている文字数は約10万字、原稿用紙にして約300枚ほどであると言われていて、内容の濃さが違うからです。
ブログ学習の教材コンテンツやnoteの有料記事などを見たことがありませんか?このような教材や有料コンテンツでも、せいぜい文字数は1万文字程度で、記事の校正や内容の練り直しなどは当然ほとんどされていません。
一方で、本を書く場合は、本の執筆者と本を出版する会社が、何ヶ月もの時間をかけて、本の構成や内容のブラッシュアップを重ねています。そのため、本の中身は非常に価値のあるものが集約されていて、本質を突いたものばかりになっているのです。
結論として、ブログは記事や有料コンテンツなど他の教材から学ぶよりも、まずは本から学んでいくことを強くおすすめします。
ブログ初心者におすすめの本ランキングBEST5
ランキングベスト10?ランキングベスト100??そんなにブログ本を読む必要はありません。
ブログを始めるまでに読むべき本の量は、せいぜい3冊から5冊ほどあれば十分です。ブログについて書かれている基礎本のほとんどは、ブログに関する基本的な情報や内容を1冊にギュッとまとめて構成されているためです。
今回はこれさえ読めば、完璧にブログのベーシックスキルや知識を学べて、後は実際にブログを書くだけという状態にできるような、とっておきの本をご紹介していきます。
ブログ本ランキングの選定基準(※各項目で5段階評価の総合でランク付けしています)
- 本のレビュー数と評価:Amazonでの本のレビュー数と評価の高さで比較しています。
- 本の内容や情報の新しさ(出版年):本が出版された年で比較し、都市が新しければ新しいほど情報の鮮度が高いため、評価も高く付けています。
- おすすめ度:ブログに関連性が強く、ブログおすすめ本として推奨できるものを高く評価しています。
※ランキング作成日:2023年1月13日
ブログランキング | 総合評価 | レビュー評価 | 情報の新しさ | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
1. 沈黙のWebライティング | 15 | 5 | 5 | 5 |
2. 人を操る禁断の文章術 | 10 | 4 | 3 | 3 |
3. SEOに強いWebライティング | 9 | 1 | 4 | 4 |
4. 沈黙のWebマーケティング | 8 | 3 | 3 | 2 |
5. ブログ飯 | 7 | 2 | 2 | 3 |
No.1:沈黙のWebライティング
1位
総合評価:15pt
★★★★★
- 本のレビュー数と評価:約600件、評価5のうち4.3
- 本の内容の新しさ(出版年):2016/11/1
- おすすめ度:ブログ運営、SEO、Webコンテンツマーケといった、ブログに必要なすべての基礎知識を学べる、おすすめ本BEST1です。
難易度:初級
本の概要
- 書名:沈黙のWebライティング Webマーケッターボーンの激闘(SEOのためのライティング教本)
- 著者:松尾 茂起(著者)、上野 高史(デザイン)
- 単行本:632ページ
- 出版月:2016/11/1
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 定価:本体2,200円(Amazon本での税込み価格)
本の要約
ストーリーは、とある温泉旅館を切り盛りしている若女将が、旅館へのWeb集客で困っていた。そこに、本のユニークなキャラクターである「ボーン」という人物が、Webライティングについてアドバイスするというようなあらすじです。
本で解説しているポイントは、「独自のコンテンツを作ることの大切さ」、「ブログをリライト(記事を書き直すこと)する上で注意するべきこと」、「SNSでバズるコンテンツを作るには?」ということです。
- 独自のコンテンツを作る:マーケティングのUSPという考え方です。USP(Unique Selling Proposition)とは、簡単に言うと独自の強みを発揮するということ。例えば、価格面、記事の品質、特徴的なサービスなど、競合が持っていない自分だけが出せる価値を意識しましょうというものです。
- ブログをリライトするコツ:ブログをリライトしていますか?ブログ記事は継続的に書き直すことが必要です。ブログ記事をリライトする時に意識すべきポイントは、自分がどういうことを伝えたいかというものではなく、読者にとって良いコンテンツとはなにか、ということ。あくまでもユーザーファーストなリライトを心がけましょう。
- SNS上のバズに繋がるコンテンツを作る秘訣:この記事が面白いですか?ブログを見る読者はブログ記事をどのような気持ちで読んでいるのでしょうか。読者が記事コンテンツを読んだ時に、感情的に心が動くことが重要で、それが共感を生み、SNSでバズを作る起爆剤になります。
よく聞く感想
この本は、単なる要点のまとめだけでなく、感情が伝わるストーリー形式と一緒に書かれているのが、この本の良いところ。
WebマーケやSEOに慣れていない人なら漫画部分のみを読んでも良いし、参考書のように読むなら解説部分でも良い。自分の好きな読み方で読めるのが良い。
この本を読むまでも読者のために書いていたつもりだったが、実際は自分の承認欲求や書きたいことをただ書いているだけだと気付かされた。
本の作品として自体は面白かったが、Webライティングというよりは、webマーケティングの中での一要素としての色合いが強い。
ただWebライティングに関する無機質な要点をまとめただけでなく、ストーリー仕立てで感情を追って読むことができるという良い感想があります。
一方で、ライティングよりはWebマーケティングの要素が強いという意見もありました。Webマーケティングはライティングを含む全般的な内容なので、ライティングのみに焦点を当てているわけではないということですね。
本のおすすめポイント
この本がおすすめできる所は、会話形式で進んでいるため、感情移入しやすいというポイントです。ブログライティングに関する本は、ノウハウや書き方のみが書かれている場合が多く、内容が難しすぎて知識が入ってこないという事が多いです。本書はその点、話の展開と一緒に理解がしやすいですね。
この後ご紹介する前作の「沈黙のWebマーケティング」という書籍の続きとして書かれていて、本作ではWebマーケティングという広い範囲からWebライティングやSEOというより具体的なスキル面にフォーカスしています。ブログもWebマーケティングの一部名ので、全体像をまずは理解したいという方は前作から読んでみても良いかもしれません。
アニメや漫画風で書かれている本は少ないので、このような読みやすい本は初心者にもってこいな、おすすめのベスト本です。
No.2:人を操る禁断の文章術
2位
総合評価:10pt
★★★★☆
- 本のレビュー数と評価:約450件、評価5のうち4.1
- 本の内容の新しさ(出版年):2015/1/19
- おすすめ度:ライティングスキル、文章術とは?ブログの情報は文章だけです。書き方のすべてを、この本から学びましょう。
難易度:初級
本の概要
- 書名:人を操る禁断の文章術
- 著者:メンタリストDaiGo
- 単行本:222ページ
- 出版月:2015/1/19
- 出版社:かんき出版
- 定価:本体1,400円(Amazon Kindle版での税込み価格)
本の要約
「世界で最も綺麗な景色はどこですか?」この質問を見て、読者の方は何を想像しましたか?今まで見てきた数々の美しい風景や町並みが、頭の中で想起されたのではないでしょうか。文章には、読み手の心を動かす力があるといっています。
本書で説明しているポイントは、大きく分けて3つあります。それは、「文章術におけるお作法」、「人を動かす感情のトリガー」、「文章を書くテクニック」というものです。
- 文章術における基本法則:まず、文章を書く上で心得ておくべき基本的な姿勢が書かれています。それは、長々と書かない、きれいに書きすぎない、ということです。文章を書く上で、まとまりの良さを意識して、読み手が読みやすい文章を書くことが重要であると言います。
- 人の感情を操る:どうやったら上手く文章が書けますか?本記事でも、多くの疑問を投げかけています。読者に興味をもってもらうには、共感してもらえるように、直接読者が感じていることを代弁してあげることがコツです。
- 文章術におけるテクニック:文章には流れがあります。初めはポジティブに入って、何度も繰り返す、話しかけるように、このような細かな7つのテクニックを説明しています。どれも全てすぐに使える、明日から文章がうまく書けるようになる秘薬です。
よく聞く感想
元々文章を書くことは得意で自分でも上手いほうだと思っていたが、逆の視点でうまく書こうとする意識や気持ちはむしろ持たないほうが良いというのが斬新だった。
ビジネスに使えるビジネスユースな文章術や知識が多かったので、サラリーマンでもブロガー問わずあらゆるビジネスマンにおすすめ。
文字や文章を使って人の心を操り、感情を揺さぶるということまで知ることができた。また実践的で実用性の高いスキルもあり、人が何か買う時の心理状態や消費者の心理変容の仕組みも理解することができた。
タイトルの文字通りに信じ切って買ってしまった。もう読まないと思うし期待はずれだった。
文章を書くことが苦手だったが、文章の書く上での観点を変えるということが新鮮だった、勉強になったという感想がありました。人の感情に注目して、どう文章を作っていくかという視点は斬新ですよね。
一方で、タイトルに騙されたがまた読みたいと思わない、中身がないためこれを読んでも自分ができるようには思えない、といった内容が薄いという声もありました。
本のおすすめポイント
この本の最もおすすめのポイントは、読者が何を文章から感じるのか、どのような気持ちを抱くのか、といった読者の心にアプローチする手法です。誰もがテクニック論やライティングスキルといった小手先の技術に目を向けがちですが、本書では全く異なる見方をしています。
私もこの本を読んでから、ブログ記事を書いているパソコン画面ではなく、画面の向こうにいる読者を意識するようになりました。文章術やライティングって学ぶものなのか?みんながそう思っているはずです。今では、思考が変われば文章も変わると思っています。
まずは心理的なアプローチ、感情にフォーカスしたライティングの考え方から知りたい人は、この本を読んでみると良いでしょう。文章を書くであろう全ての現代人におすすめの一冊です。
No.3:SEOに強いWebライティング
3位
総合評価:9pt
★★★☆☆
- 本のレビュー数と評価:40件、評価5のうち4.1
- 本の内容の新しさ(出版年):2016/8/23
- おすすめ度:SEOはそこまで難しく考える必要はありません。書き方とSEOの考え方が一緒のものであると、結びつけて理解できるようになります。
難易度:初級から中級
本の概要
- 書名:SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則 64
- 著者:ふくだ たみこ
- 単行本:296ページ
- 出版月:2016/8/23
- 出版社:ソーテック社
- 定価:本体2,176円(Amazon本での税込み価格)
本の要約
SEOとは何ですか?SEOとは、Googleなどの検索結果画面で、ブログ記事を上位に表示させるためのテクニックのことです。実は、SEOとライティングはとても関係が深く、Webライティングをマスターすれば、SEOにも強い記事を書くことができると言います。
本書では文字通り64のポイントで書き方の成功法則を示していますが、特に気になったポイントをピックアップしました。大きく分けて3つあり、「文章のリズムを考える」、「キーワード選定で使えるコツ」、「SEOに強いコンテンツの作り方」です。
- 文章のリズムを作る:文章は短く書かないといけない、長い文章は退屈になる、このような話をよく聞きますよね?本書では全く違う主張をしていて、短い文もメリハリがあるが単調なイメージを与える、というメリットデメリットの両方を理解すべきといいます。
- キーワード選定のコツ:キーワード選定はSEOの基本中の基本です。自分が書いた記事が読まれるためには、誰かがその記事についてのキーワードで検索しなければいけません。予めターゲットとするキーワードを決めてコンテンツを作るための戦略が書かれています。
- SEOに強いコンテンツ:SEOに強い記事とは、ずばりユーザーの意図にあった良質な記事コンテンツです。ユーザーがどのようなことを知りたいのか、悩みは何かをまずは考えて、その答えや対処法を導いてあげるようなコンテンツ作りの方法を説いています。
よく聞く感想
初心者でも分かりやすく書かれていて、SEOや書き方などを理解しやすかった。そして、何よりWebページから検索するユーザーがどういった意図で検索するのかという視点を持てるようになった。
言葉の使い方といった基本的なことから、SEO最適化について、キャッチコピーやパワーワードを使って人の心を動かす方法など、具体的なことも分かった。
この本はSEOの基礎的なことは分かるが、テクニカルな面が書かれていない。むしろ日本語そのものの使い方や、言葉を文章にどう落とし込んでいくかが書かれていた。
本書のテーマであるWebライティングについて、各章での内容が薄かった。本書の各項目や構成に関しても、順序立てて説明していない。
最新のSEO対策、ブログの書き方について、ユーザー目線でのWebライティングの方法を分かりやすく書いているという感想が多かったです。私も読んで、ブログ記事を書く上でどうやったらSEO対策にも繋がるような記事を作れるか、というコンテンツ戦略を意識できるようになりましたね。
一方で、SEOのテクニカルな内容が書かれていない、Webライティングに関する説明が体系的になされていないという否定的な声もありました。
本のおすすめポイント
この本の特徴的なところは、何よりも、ブログ記事を書く上でのライティングスキルとSEOを一緒に説明してくれることです。文章術は句読点の位置だったり、文章構成などに目が行きがちですが、SEO対策まで目線を高く持つノウハウを知ることができます。
私もこの本を読んで、SEOで大切なユーザーにとって品質の高いコンテンツとはなにか?を自問自答しながら書くようになりました。本当にユーザーが知りたいこと、気になっていることって何だろう?これが記事を書く時の、今のマインドセットです。
ブログ記事の書き方も大事だが、SEOももちろん勉強したい、という方には最適な一冊です。WebライティングとSEOをバランス良く見据えたブログ運営ができるようになりますよ。
No.4:沈黙のWebマーケティング
4位
総合評価:8pt
★★★☆☆
- 本のレビュー数と評価:約300件、評価5のうち4.4
- 本の内容の新しさ(出版年):2015/1/30
- おすすめ度:Webマーケティングの本を探しているなら、この本がベストバイです。ブログはWebマーケティングの一部です。Webマーケティングという全体像から学べば、ブログはその中の歯車であると理解できるようになります。
難易度:中級から上級
本の概要
- 書名:沈黙のWebマーケティング Webマーケッター ボーンの逆襲
- 著者:松尾 茂起(著者)、上野 高史(デザイン)
- 単行本:496ページ
- 出版月:2015/1/30(2020/9/24にアップデートした改訂版が発売)
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 定価:本体2,420円(Amazon本での税込み価格)
本の要約
ブログをやる上で、Webマーケティングの知識は必要ですか?間違いなく必要です。ブログでイメージしやすい、記事やコンテンツを書くという側面が注目されがちですが、もっと広大な鳥のような目線で考えることが重要です。ブログはWebマーケティングの一部であると言えます。
Webマーケティングとは、まず初めにブログを使った読者集め(集客)を行い、読んでくれるページを最高のコンテンツにして、満足した読者にSNSで拡散してもらうまでの一連の流れです。Webマーケティングも一緒に学びたいという方は、本記事を読み終えた後で、【書籍】Webマーケティングのおすすめ本厳選3選も読んでみてください。
本書では、ブログで必要なSEOの基本についての内容から始まり、ブログコンテンツについて、そしてSNSでの発信までの流れで解説しています。
- 最新のSEOに関する潮流を知れる:SEOの中でも、Googleからペナルティを受けてしまうような要素があります。このような最新のSEOに関する情報は、中々どの情報リソースを信じればいいか難しいです。本書では、Webマーケの権威である著者が、時代に合ったSEO対策を書いているので、非常に信頼性のあるノウハウを得られます。
- Webデザインとコンテンツマーケ:Webデザインの本質は、来てくれた読者やユーザーに届ける「言葉」にあると言います。記事コンテンツの中で紹介している情報や商品を、読者に納得して受け入れてもらうにはどうすればいいか、そのセールスライティングが学べます。
- 究極のソーシャルメディア運用:今の時代では、ソーシャルメディアの運用は欠かせません。フォロワー数が数万人もいるようなインフルエンサーは、TwitterやInstagramで発信するだけで、それだけのフォロワーに声を届けることができます。本書で、影響力を持つSNSにするための鍵が書かれています。
よく聞く感想
会話形式で進められるストーリーが自分ごととして入ってきた。どのようなシチュエーションで、どのような使い方ができるのかが頭の中でシミュレーションできた。漫画なので読みやすく、物語自体も面白いので読み進めやすい。
Webマーケティングなどの仕事やスキルを学ぼうとしていなくても、インターネットやブログなどに関わることをしている人は勉強になる。
この本のノウハウがずっと活きています。Webマーケティングに関する本書の発売自体は古いものだが、この中のWebマーケティングの考え方はいつの時代でも通用する。
Webマーケティングの基礎や基本的な考え方自体は学べる。しかし、より高度なテクニックや技術を身につけようとする人にとって少し物足りない。
本記事で紹介した「沈黙のWebライティング」同様に、会話形式のストーリーが読みやすいです。また、Webマーケティングの基礎として、Webサイトやブログを運営している、インターネットに関わる人なら読むべきだというプラスの感想が多かったです。
私も読んでいるうちにブログに取り組むことを俯瞰的に考えれるようになりました。ブログへ読者に来てもらうこと、良い記事だと思ってもらうこと、他の人にシェアしてもらうこと、このような本質的に何をするのかが腹落ちしましたね。
一方で、Webマーケティングの基礎やブログ集客の基本的なことは学べるが、より本格的な実践面では少し物足りないという声もありました。
本のおすすめポイント
実のところ、Webマーケティングというジャンルの中では、本書を間違いなく一番におすすめしたい良本です。一度は聞いたことがあるだろうWebマーケティングに対して、SWOTだとかPDCAサイクルといった堅苦しいイメージで考えている人は多いです。そんな人でも、もっと柔らかい頭でWebマーケを捉えられるのではないでしょうか。
ブログがWebマーケの一部であると言ったのは、ブログはあくまでもお客様を集めるためのツールの一つだからです。人を集めるなら、チラシを撒いたり街頭で宣伝する方法でもたくさんできますよね。なぜブログをやるのか?という原点に立ち返るきっかけにしてみてください。
本書は、初心者の中でも、ブログを単なる日記と考えている人には向いていないかもしれません。もしそうでないなら、この本は、ブログだけでなくインターネットで何か商品を扱うあらゆる人に役立つWebマーケティングのバイブルになりますよ。
本書についてのより詳細な内容をまとめた、【書籍】沈黙のWebマーケティングの要約と書評まとめという記事で、読む前に概要を知りたい方はどうぞ。
No.5:ブログ飯 個性を収入に変える生き方
5位
総合評価:6pt
★★☆☆☆
- 本のレビュー数と評価:約186件、評価5のうち4.1
- 本の内容の新しさ(出版年):2013/6/21
- おすすめ度:ブログで稼ぐとは?ブログを続けていくことに迷いがあるブロガーの背中を押してくれる、ブロガーとしてのモチベーションが上がる本です。
難易度:超初級
本の概要
- 書名:ブログ飯 個性を収入に変える生き方
- 著者:染谷 昌利(著者)、大場 ミミコ(イラスト)
- 単行本:256ページ
- 出版月:2013/6/21
- 出版社:インプレス
- 定価:本体1,760円(Amazon本での税込み価格)
本の要約
ブログでご飯が食べれるようになりたい!ブログを始めたブロガーの誰もが思う理想の姿ですよね。ブログを続けた先に、ブログだけで生きていけるようになるにはどうしたら良いか、その全てがこの本に書かれています。
本書では、ブログで飯を食うことを意味する「ブログ飯」と題して、実際にブログ飯を実現するためのマインドやアクションプランが書かれています。具体的に、書かれていることを大きく3つにまとめました。
- 一記事に全力でぶつかるマインドセット:少し情熱が強すぎると感じるかもしれませんが、著者は本気です。まず、自分の身を全て削ってでも取り組みたいと思う好きなことを見つけて、それに打ち込んでみること。そして、その経験を元に、自分が寝食を忘れるくらいにブログに没頭することが必要だといいます。
- ブログを続けて成果を出す方法:ブログを続けられないなら、目的を持って取り組むこと。どれくらいの記事にどれくらいの期間で臨めばよいか、筆者は30記事と3ヶ月という期間を目安に書き続けることを伝えています。また、書く時間がない時の対策も具体的に示しています。
- ブログで稼ぐためにやるべきこと:ブログで稼ぐためには何をすべきですか?このような質問を多くいただきます。答えは、稼ぐまでの初期投資をたくさんすべきだと言っています。例えば本記事で紹介している本を買う、作業効率を上げるテクノロジーに課金する、有料ブログに切り替えるなどが考えられますね。
よく聞く感想
会社員よりもブログでお金を稼いで飯を食べる、という方が断然大変だということが分かった。自分に厳しくというのも、会社員のトップクラスの社長やエリートとかのレベルじゃないということですね。
ブログとアフィリエイトは過去に何度も挑戦して立ち向かいましたが、何度も絶望して諦めました。でもこの本を読んで、またトライしてみようという気持ちになった。
詳細な方法や個別の取り組み方が書かれていない。精神的な心構えや気持ちの持ちようが大事なのは分かった。ブログを運用してきて、ある程度の収益や実績を出した著者の体験談が書かれていてよかった。
ブログメシというほどの稼ぎたいという強い意志はない。根幹となるようなコアな考え方やイメージ感を知りたいという人にとっては、メッセージ性やハードルが高い
今までブログやアフィリエイトで何度も挫折してきたけれども、この本を読んでまた始めようと決意した。このように、ブログを始めたり再開したりするモチベーションが湧いてきて、心に火がついたという声が多かったです。
私も本の中で何度も気持ちが高ぶり、これからブログを続けて、稼いだり収益化するためには、これだけの覚悟が必要なのだと身が引き締まりました。ブログは続けることが一番大切ですよね。
一方で、ブログで飯が食えるというところまで目指していないという方にとっては、少し本書のメッセージが重い印象です。
本のおすすめポイント
この本で伝えている所は、ブログで生活できるようになるレベルを目標にするのであれば、それだけの努力が必要だということ。目先の成果や停滞に一喜一憂するのではなく、小さな失敗を繰り返した後の先に大きな結果がついてくると信じて行動すること、これが大切だといいます。
多くのブロガーやアフィリエイターが、月収数100万円などの収益報告をSNSで発信しているのをよく見ます。この成功者たちを意識するのではなく、自分ができることからコツコツ真剣にやることがブログで稼ぐ秘訣です。
ブログで収入を得たい、今は副業だけど将来独立したい、そういった野心のある人にとって、この本はブログを続けるためのバイブルになります。この本に書かれている通り、日々書いては改善していく試行錯誤を繰り返せば、初心者でもブログで稼げるようになりますよ。
まとめ:ブログのおすすめ本は全て超良本です
本記事で紹介したブログ本は、ブログ初心者から上級者の人、ブログを書いている人、ブログをこれから始めようとしている人、こういったものに当てはまる全ての人におすすめの書籍です。
紹介した本を読むことで、もちろんブログに関して網羅的に理解することができますが、当ブログでもブログを始めてから収益化して稼ぐまでの全てのロードマップを記事で解説しています。
ブログを始めてから稼ぐまでの全ての手順を詳しく知りたい方は、以下の順番で読み進めてみてください。
最後にお伝えしたいことは、行動する前にブログを学ぶことは本当に大切だということ。後から軌道修正するよりも、センターピンを決めて正しいスタートラインに立った方が、結果が何倍も何十倍も変わってきます。
ぜひブログを本から学んで、ブログを始めてみましょう!