書き方

【完全版】ブログ記事の書き方マニュアル|10パターンの基礎講座

ブログ記事の書き方マニュアル

ブログの書き方マニュアルを公開します。読者の方が、ブログ記事の書き方が分からないため、それを探しているとしたら、この記事は最高の武器になるはずです。

ブログには一定の決まった型があります。そして、多くの初心者ブロガーは、この書き方を知らずに自己流のブログ投稿を行い、やっと書き方に関する手順書を探そうと考え始めることも知っています。

ブログの書き方はスキルです。ライティングに関する色々な解説本や参考書を読むのも良いでしょう。私は広告業界でコピーライティングに数年携わり、ブログを書き始めました。ここで紹介する方法は、そういった書籍よりも価値があります。

ブログを書く上で重要なのは、見やすく読みやすい、内容が十分に伝わるような文章を作れるように、文章力を磨くことです。

本記事では、これに対する完璧な2023年最新のマニュアルを説明しています。そして、記事末尾にある定番のパターンで使えるテンプレートも一緒に使うことで、すぐにブログを書くための基礎を身につけることができるでしょう。

書き方のテクニック

ライティングや文章術に関しては、ブログの書き方に効く魔法のテクニックという記事で学べます。

ブログを書く前にすべきこと

この章は、ブログの書き方マニュアルの一番初めの導入部分です。良いブログ記事を書くためには、どんな人に向けて書いているのか、キーワードをどう決めるのかなど、いくつかの重点ポイントに関して事前の準備が必要です。書く前にこれらのことをしておけば、書くスピード、書いた記事のクオリティ、検索結果の上位表示など、全ての要素に好影響します。

読者は誰か、どんな悩みか?

ブログの記事は、誰かの疑問や悩みを解決するための情報です。もし自分には興味のある話について記事を投稿しても、誰も知りたくないものであったら意味がありません。

ブログを書いている人で、読者が本当に知りたいことを理解してブログを書き始められている人はとても少ないです。あるテーマについて、本質的に何に困っているのかを把握することはそれだけ難しいからです。

そういった場合に活用できるのが、Q&Aサイトという、Webユーザーの質問と回答が集められたサービスです。また、大手通販レビューも参考になります。

これらのサイトで自分がトピックにしたいテーマを検索してみて、世の中の人が本当に考えていることは何かを探ってみましょう。特に、下のような商品レビューなどは良い評価でも悪い評価でも大変参考になります。

Q&Aやレビューのサンプル

「タイタニック」と検索されたときに、それが「映画のタイタニック」なのか、それとも「豪華客船タイタニック号の歴史」を知りたいのか。どちらにハンドルを切るかによって、氷山にぶつかるか、素晴らしい旅になるかが決まります。

慎重にキーワードを決める

キーワード選定にどれくらいの力を使っていますか?記事を良いものにして、SEOでも成功する投稿にするために、キーワード調査は本当に重要です。私は、ブログ記事を書き始める前に、おおよそ1〜2時間ほどキーワード選びに時間を使っています。

正しいキーワードの決め方で選べれば、それに沿って記事を書くことができるようになり、「狙った的」を外さなくなるからですね。

安心して大丈夫です、厳密なSEOキーワードについて詳しくなる必要はありません。以下のツールを使う2ステップで、誰でもすぐに最適なキーワード決めができるようになります。

  1. ラッコキーワード(旧:関連キーワードツール)で関連キーワードを見つける
  2. Googleキーワードプランナーで検索ボリュームが多いものを探す

まずは、ラッコキーワードで、ターゲットとしたいキーワードの関連キーワードを見つけていきます。

ラッコキーワード

ここでサジェストとして挙がってきたキーワードを全てGoogleキーワードプランナーに入力しましょう。

Googleキーワードプランナー

上図内で表示されたキーワードの中で、月間の検索ボリューム(月にどれだけ検索されているかの数)が多くかつ競合性が低いキーワードを決めましょう。

検索数が多く、あまり競合が狙っていないキーワードにすることで、書いたブログが他を出し抜いて良い成果を上げやすくなります。

詳細な方法は、キーワードの決め方のコツもご参照ください。

競合を徹底的に調べる

キーワードが決まったら、次に競合をはっきりと意識し始める必要があります。これから書こうとしている記事の内容と近い競合が、すでに検索の海にたくさん漂っていることが分かると思います。

最も簡単にできて効果の高い方法は、Google検索を使って検索する方法です。ブログ記事が検索結果上に現れて、最も多いアクセスを集めることができるのが、Google検索サービスだからですね。

他にも、以下のようなプラットフォーム上でも、参考にできる競合のブログを検索することができます。

  • Yahoo!検索、Bing検索:Google以外の検索サービスも一定の検索数があります。
  • Youtube動画検索:Youtube動画も、普通のテキスト記事と一緒に、検索結果画面に出てくることがあります。
  • Google画像検索:Google画像からブログの記事に訪れてくれる人も多くいます。

さらに、キーワードを基にして、競合がどれだけいそうか、という競合性を調べるのには以下のツールを使いましょう。

こういったツールを使って広く調査できれば、いくつか選定キーワードをピックアップして、それらの中で戦いやすいものを見つけられます。

ここまで、ブログを書く前に考えるべき3つのポイントを紹介しました。続けて、実際にブログの書き方マニュアルを紹介していきます。

ブログ記事の書き方マニュアル【初心者向け|全10章】

ブログ記事が誰にとっても見やすく、分かりやすく書くためには、個別のポイントと全体の構成が大事です。タイトル、見出し、本文、結論、こういったそれぞれの塊ごとに意識すべきことと、記事全体の構造をすぐに学びましょう。

ブログの書き方マニュアルは全部で10個。上から順番に見ていくことで、記事を作る構成を理解してから、個別の具体的なテクニックやコツが分かっていけるようになっています。

1. 興味をそそるタイトルを付ける

マニュアルの第一章は、タイトルの書き方についてです。ブログ記事のタイトルは、記事名や投稿名とも言われます。

タイトルは、読者が最初に触れる部分であり、読まれるかどうかを決める重要な要素です。つまらないタイトルはスルーされ、面白そうで魅力的なタイトルの記事は最後まで読まれます。

マニュアル1. 関心を惹くタイトルの例

読者を惹き付けるようなタイトルを付けるコツは何でしょうか?以下に意識すべきポイントをまとめています。

  • 短く分かりやすくする
  • 数字を使う
  • 疑問符(?)や感嘆符(!)を使う
  • パワーワード(衝撃の、魔法の、究極の、など)を使う
  • 嘘や大げさなことは書かない

これら5つが、今まで書いてきたタイトルの中で比較的クリックされやすかったものです。また、文字数に関しては30文字程度から、最大でも35文字以内にし、キーワードは必ずタイトルに入れるようにしましょう。

2. 「はじめに」前書きとなる導入文を書く

良いタイトルを付けて、読者に記事にたどり着いてもらいました。その後初めに目にするのは、前書きの部分ですね。導入として書くべきなのは、記事全体の要約であり、また読者にとってのメリットです。

残念ながらデータとして、記事を読み始めたうちの38%もの人が、初めにページを表示した後すぐに離脱すると言われています。「はじめに」の掴みが甘いからです。

この記事を最後まで読むことで、読者の方はどういった良い知識や成果を得られるのか、ということを伝えてあげましょう。本記事の場合、「ブログを書くための基礎を身につけることができる」と言いました。

ただし、記事内容を全て説明してしまうことや、期待させすぎることは避けるようにしましょう。ハードルを上げた後に徐々に下がってしまう場合、最後まで読まれることはまずありません。

3. 小見出しを順番どおりに使う

見出しが大切であると分かっていても、実際に使いこなしている人は少ないです。見出しは、記事本文の内容をいくつかのブロックで区切る役割があります。ブログの書き方マニュアルの中でも、文章全体に関わる重要な点です。

「赤ずきんちゃん」の童話を想像してください。ストーリーの全体の流れは、森にあるおばあちゃんの家におつかいに行き、おおかみに遭遇したことでおばあちゃんと赤ずきんちゃんが食べられてしまい、狩人に救われるという話です。

マニュアル3. 関心を惹くタイトルの例赤ずきんちゃんの例で見出しを解説

この物語全体を、見出しを付けて構成してみます。

  • H2:赤ずきんは森におつかいに出かける
    • H3:おおかみに遭遇する
    • H3:おおかみに騙されて寄り道する
  • H2:おおかみに襲われる
    • H3:おおかみにおばあちゃんが食べられる
    • H3:帰ってきた赤ずきんも食べられる
  • H2:狩人に救われる
    • H3:狩人がおばあちゃんの家の異変に気づく
    • H3:狩人がおおかみから2人を救う

イメージできましたか?本文はH2〜H4タグで分けるのが通常で、それ以上のH5〜H6などはあまり使わないようにしましょう。細かく分ければ分けるほど、記事の内容が伝わりづらくなってしまいます。

ブログを書くのが遅いと感じている方は、初めにブログの記事構成テンプレートを作るなどを検討してみてください。

4. 短い段落と短い文章にする

新聞やプレスリリースなどを見た時に、どれだけ短い文章で段落を区切っているかを見てみてください。ほとんどの場合で、2〜3行ほどの文章をひとまとまりとして、段落が分けられています。

文章の長さの目安は80文字以内と言われていますが、今はデスクトップやスマホ画面も大きくなっているので、100〜120文字ほどあっても問題ないでしょう。

本記事でも同じようなルールを使って構成しているのは決して偶然ではありません。ブログ記事を読みやすい文章にするために、一つの文として情報を整理できるタイミングで、リズミカルに切り分けているのです。

また一つの話は、結論、理由、再度結論、というような3部構成にすること。これが見やすいブログの書き方のコツです。

マニュアル4. 関心を惹くタイトルの例ブログ記事の3部構成

5. 簡単な表現を使う

国語で勉強したことを、活かすときがようやくやってきました。難しい表現や言葉を使えば使うほど、読者は混乱してしまいます。

例えば、「分類」「分割」などは「分ける」と言い換えるように、できるだけ簡単な言葉で言うようにしましょう。

また、漢字を続けて使うのを減らしたり、あえてひらがなで表現したりするのも文章を読みやすくするコツです。どうしても言葉が出てこない場合には、類語辞典でより平易なワードを検索するのも良いでしょう。

6. 会話するように書く

マニュアル6. 会話するように書く

記事を読むのが疲れてきましたか?本記事でも、読者の方に対して疑問を投げかけたり、アドバイスを語りかけたりする場面がたくさんあったかと思います。

記事はあくまでも一つの文章であり、読み物のように考えていた方は、少しイメージを変えていく必要があります。記事を見る読み手は、一日に大量の文章を読んでいるため、その人を楽しませることも大切です。

それこそ、書き方のマニュアルに入れるべきことではないかもしれませんが、手順書通りに記載されたような書きぶりにならないようにしましょうね。

7. キーワードと文字数に注意する

ブログの書き方についてのマニュアルの中で、この章はSEOに関するテーマです。

SEO対策に適したブログの書き方を考える上で、記事内にキーワードを入れる方法を意識することがポイントです。キーワードは、タイトル、見出し、画像、URL、メタディスクリプションなどの部分に挿入しましょう。

また、記事本文に入れるべき文字数は3,000文字が目安と言われています。文字数に関しては様々な意見がありますが、説明に必要な分だけ文字数が増えていくというイメージです。

本質的な考え方として、キーワードを追加する理由はGoogleに記事内容を理解してもらうためであること。そして文字は多くするのではなく、自然と増えていくという意識ですね。

8. 画像を多く使う

マニュアル8. テキストの壁

テキスト、テキスト、テキスト、これらテキストの壁は、読者が記事を読むモチベーションを下げる大きな原因です。

画像を使うことで、文章で書かれている内容を理解しやすくなるだけでなく、退屈な文字の波から1テンポ間を空けるという効果もあります。

こういった新しいリズムを作り、読者を飽きさせないための工夫として、画像を積極的に使いましょう。ブログで使える無料画像やフリー画像サイトには、綺麗で美しい画像がたくさんあるので、活用してみてください。

9. 結論(まとめ)を明確に示す

それで、言いたいことは?上司や上の人に何度言われたか分からないこの言葉。実際に、記事を読んでいる人も同じ気持ちになっていることがあります。中には、記事の最後にある結論だけを先に見る人もいるほどです。

結論となるまとめの章は、記事の内容をすべて網羅した要約を詰め込みましょう。そこだけ読んでも記事全体が理解できるほど、こだわって書くことが大切です。

ここで注意が必要なのは、できるだけ明確に、そして無駄なことは書かない、という2点です。一度自分が伝えたいことを目一杯に書ききって、そのあと客観的に見直すことで、いらない要素を削ぎ落としていくのがスマートです。

まだブログの書き方のマニュアル解説は終わっていないので、この章に結論は必要ありませんね。

10. 文章を校正する

書き方に関するマニュアルの最後は、記事内の文章を校正することです。

ブログ記事の校正というと堅く考えてしまうかもしれませんが、簡単に以下の点を意識すれば問題ありません。

  • 誤字や脱字がないか
  • 変換ミスなどがないか
  • 句読点の位置は適切か
  • 語尾が単調になっていないか
  • 漢字を使いすぎていないか、またはひらがなが多すぎないか

私の場合は、記事を書き終わった後に、文章校正チェックツールに記事を全て放り込んで、最終確認をしています。

Office365を使っている方は、Microsoft Office Wordの文章校正を使うのもおすすめです。

記事のリライト

ブログ記事を一度書いてそのままにしてはいけません。ブログ記事をリライトする方法を知って、埋もれた記事を、SEOに最適化されたものに復活させることもできます。

ブログの書き方テンプレート

ブログの書き方を全体的に俯瞰できるテンプレートが見たいですか?

以下に、ブログ記事をどのように構成していけば良いかが分かる記事テンプレートを用意しました。

左側で記事構造のパーツが分かるように、そしてタイトル、前書き、見出し、結論それぞれで注意すべきポイントを右側に記載しています。

ブログの書き方マニュアル・テンプレート

※上図は、本記事のURLリンクを貼っていただければ、読者の方のブログ記事内で引用や転載など頂いて大丈夫です。ブログの書き方についての記事を書く際は、ぜひご活用ください。

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