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ブログ文章の書き方に効く魔法のテクニック7つ【コツと文章術】

ブログの書き方や文章術のコツ

読者の方の多くは、ブログの書き方には正解があると思っているのではないでしょうか?重要なのは、最後まで読まれるためのブログの書き方です。本記事では、自分の記事に読者が訪れてくれた後、最後までしっかりと読んでもらうための7つのコツをご紹介します。

この記事にも言えますが、検索されて記事のタイトルをクリックされた後でも、多くのブログ投稿は最後まで読まれずに読者は帰って行ってしまいます。読者が記事を読み終えた割合である平均読了率は、新聞社で70%、ライフスタイルメディアでは45%程度しかいませんでした。

せっかく記事を読みに来てくれたユーザーに、終わりまで記事を読んでもらうにはどうすれば良いのでしょうか?その答えとなるイメージは、この記事に興味を持ってくれた読者であるあなたとの対話に近いものです。

本記事で紹介する7つのコツを使えば、読者の方の2023年以降のブログ執筆のスキルを向上させることができるだろうとお伝えしておきます。

1.ブログの読者は誰かを分析する

ブログを書いている中で、自分のブログ記事を探して検索するユーザー、そして実際に記事を読んでくれるユーザーはどんな人かを考えることが重要です。

ユーザーがどんな人かを考える時に、自分のブログのテーマや記事の内容に近い存在から思い浮かべたのではないでしょうか?それも大切なことですが、それよりも、実際はどんなキーワードでどれくらいの人が探しているかということを、ツールやサービスを使って調べるほうが正確です。

以下が、自分のブログのユーザーを知るために使えるツールとサービスです。

  • Google Keyword Planner:Googleキーワードプランナーを使えば、あるキーワードが月にどれくらいのボリュームで検索されているのかを調査することができます。Google広告を使うことで利用できるツールですが、アカウント登録は無料でできるので、誰でも無料で使うことができます。
  • Yahoo!知恵袋:Yahoo!知恵袋をご存知の方も多いと思いますが、このサービスで自分のブログ記事に関するキーワードを検索しましょう。ユーザーが検索するような疑問は何なのか、キーワードの裏側にある心理はなにかなどを、ランキング形式でも見ることができます。
  • OKWAVE:OKWAVEでも、Yahoo!知恵袋と同様に、世の中の人々の質問や悩みを見ることができます。カテゴリごとにまとまっているのも見やすいです。
  • Amazonレビュー:Amazonの商品レビューからも、人々の本当の意見を知ることができ、特に否定的なレビューは参考になります。
  • Twitterのキーワード検索:Twitterはユーザーが普段感じていること、悩み、疑問などが集まったサービスプラットフォームです。Twitterのキーワード検索を使って、最新タブやトレンドタブで、世間の人々がどんなことに関心があるのかを分析しましょう。

上記の詳細については、ブログで重要なキーワード選定についての記事でも書いています。

 

2.ブログの構成を下書きする

ブログ投稿には、守るべき型とも言うべき構成があります。ブログ記事全体を船に例えると、船の船尾を決めたり、立てるマストを決めたりといったような、設計図としての役割であるブログ構成案というものを作ります。

このブログ構成案のイメージは以下のとおりです。

ブログの構成案

本記事で言えば、ブログの構成の概要は以下のようなイメージになります。

  • はじめに
  • コツ1:ブログの読者が誰かを分析する
    • ブログの読者を分析する上での考え方と、実際に使うツールを紹介する
  • コツ2:ブログの構成案を書く
    • ブログの構成を書くとはどういうことか、実際のテンプレートなどを見せる
  • コツ3:(ブログのコツ3つ目)
  • (省略)
  • まとめ:ブログの書き方のまとめ

このようなブログ構成案を作る目的は、自分自身が迷わないようにするためだけでなく、読者が読みやすく理解しやすい構造にブラッシュアップするためでもあります。具体的な作り方は、ブログ構成案の作り方やテンプレートの記事をご参考ください。

3.魅力的なタイトルを書く

衝撃的な事実があります。ある2つのタイトルを、それぞれ同じように表示して反応を見るテストを行ったところ、元のタイトルよりももう一つのタイトルが約7.3倍もクリック率が高かったデータがあります。良いタイトルにこだわることは、それだけ重要だということです。

私も、ブログで人気ランキング上位のタイトルを、数十のジャンルと数千の記事の中から分析して、人気のタイトルであったものをブログネタ400本として記事にまとめました。そして、その結果から発見したクリックされるタイトルの秘訣を以下にまとめました。

  • How-to系タイトル
  • 数字を入れる
  • 疑問符や感嘆符をいれる
  • 年数などの情報の鮮度を入れる
  • 画像付きや写真ありなど、視覚的要素を伝える

これらのノウハウはごく一部ですが、実践することで本当に反応の良いタイトルを作ることができます。人はタイトルを目にした一瞬の感覚で、そのタイトルの記事を読むか読まないかを決めます。

また、記事のタイトルから、その記事の内容がどのようなもので、読み続ける価値があるのか、ということも同様に判断するということです。読者を惹き付けるようなタイトルで、記事への期待を高めるようにしましょう。

4.段落や文章を統一して整える

本記事が一定の文字数で段落が区切られ、文章の塊にも一貫性があるのに気づいたでしょうか?有名なメンタリストであるDaigoさんの「人を操る禁断の文章術」の多くのノウハウが、本記事はライティングしています。

段落を区切る時は、多くても2〜3行で区切るようにし、一つの段落に4〜5行にも渡って書かないようにしましょう。読者は長い文章を読む時に、文章理解が遅くなり、退屈する傾向があります。

また、いくつかの段落ごとに、新しい形式の文章を入れることも重要です。別の形式である、画像、リストなど段落以外のブロックを、段落と段落の間に入れるということです。前項の構造を以下で振り返ってみましょう、そのようになっていますよね。

ブログの書き方で、段落や文章を整えること

文章に関しては、いくつかの決まった作法があります。例えば、句読点はできるだけ速いスパンで使うことや、ですます調を統一するなどです。しかし、ですます調に関しては、同じ語尾を使うと読者が飽きてしまう原因にもなるので、うまく定期的に変えていくことも大切です。

多くのブロガーが犯しがちな間違いは、文章を段落に詰め込むか、ほとんどの情報を入れていないようなケースです。読者は欲しい情報を求めているものの、吸収しきれないものは悪いコンテンツだと錯覚してしまいます。

5.読者と会話するように意識する

怪しい見出しだと思いましたか?文章におけるテクニックとも言えるこの章が、最も有益なコンテンツかもしれません。

本記事内で、読者に語りかけるような疑問文や、いくつもの例えがあったのに気づいたでしょうか。疑問を読者に投げかけることで、読者を多くの中のある読者という立場から、私と読者であるあなたという一対一の関係に昇華させることができます。

また、例えを使うことで、読者が想像しづらいことを具体的にイメージさせる手助けになるだけでなく、読み手の感覚から理解するために意識をシフトすることができます。

他にも記事で使えるテクニックとして、いくつかのポイントをまとめました。

  • 見出しは長く書きすぎず、明確にする
  • 文章や構造に一定のリズムをつける
  • 一章ごとの始めと終わりを強いメッセージにする
  • 分かりやすいことから難しい内容の順で説明する
  • 前書きで記事内容を伝えつつ、全てを明かさない

読者は基本的に、感情を抱かずにブログ記事を読んでいます。その中で、喜び、悲しみ、驚き、感動といった、何かしらの感覚を引き出すようなきっかけを作るのが、書き手であるブロガーの役割です。

混乱させないために注意しておきたいことは、これらのことはブログ記事の書き方というよりも、ライティングノウハウ全般に言える話だということです。

6.画像を効果的に使う

人間の脳は、テキストの情報よりも60,000倍も速く画像情報を認識し、脳へ届く情報の90%が視覚的なものである、というデータがあります。それだけ、画像を使ってメッセージを伝えることは、とても効果的な手法です。

読者に、視覚的に分かりやすいという印象を感じてもらうためには、画像のクオリティはできるだけ高いものにすることが重要です。今では、ブログに最適な多くの画像や素材が無料で利用することができます。最もおすすめはPIXTA(ピクスタ) という画像サイトですが、有料のためビジュアルにこだわる必要のある投稿だけに使う、などが良いでしょう。

また、画像には文章の構成を整える役割もあります。いくつもの連続した文章の合間に画像をはさむことで、長い文章のみで退屈させてしまわないように、一つの章の中のリズムを作ってくれるという効果です。

ブログの書き方のなかで、画像を効果的に使うこと

例えば、今回は上記の画像のような、有名な映画であるインセプションを想起させるイメージを使い、人の認識に関する話をしていることを効果的に伝えました。

画像を挿入するタイミングは、大きな流れを区切りたいときがベストです。注意点としては、画像を使いすぎてしまい、せっかくのブログ記事がギャラリー展示会のようにならないようにしましょう。

7.SEOを重視する

ブログを書き方を考える上で、SEOは重要ですか?その答えは、間違いなく重要だということです。しかし、SEOに偏り過ぎないこともまた大切なことです。

ブログを書く上で意識すべきSEOの項目は、とてもシンプルです。以下にその要点をまとめました。

  • 検索結果に適したタイトルを設定する:検索ユーザーの検索意図に合わせた、適切なタイトルを使いましょう。
  • メタディスクリプションタグを適切に設定する:ブログ記事をうまく要約し、かつ興味を惹くような説明を書きましょう。
  • 検索キーワードを本文でも積極的に使う:選定した検索キーワードに合わせて本文を構成しましょう。しかし、キーワードの使いすぎは避ける必要があります。
  • 綴りや文法、誤字脱字などに注意する:基本的なことですが、誤った文法や誤字は、文章が極端に読みづらくなるので、最後にしっかりと校正しましょう。
  • H2タグ、H3タグなど、サイトの階層を整える:見出しタグの階層は整理しましょう。複雑な階層は避けて、なるべくシンプルにしましょう。
  • 画像にaltテキストを設定する:画像は、Googleにとってもユーザーにとっても、それが何を意味しているのかが重要です。画像の代替となる説明を明確に記載しましょう。
  • 内部リンクを設定する:記事に関連する他の記事のリンクをつけ、ブログ全体の関連性を持たせましょう。

これらの基本的な要素をおさえた上で、ブログを書いていくように意識しましょう。

その他にも、Googleの検索結果画面で見切れないようにするために、タイトルの文字数は30文字程度が適切であるということ。そして、文章の文字数は2,000文字以上は書いたほうが良いという話もあります。

特に、ブログを書き始めた時に選定したキーワードに対して、最適な記事になるようにすることはSEOの基本です。しかし、単純にキーワードを盛り込んでいくだけでは小手先のSEOとなり意味がありません。実際にキーワードを検索したユーザーの意図は何であるか、その意図に沿ってキーワードに関連する内容や記事構成にしていくことが本質的なことです。

SEOを意識する上で最も伝えたいことは、読者を第一に考える、ユーザーファーストなブログ記事を書くことです。Googleの思想としても、ユーザーの探すものに最適なコンテンツを提供することを、Googleは全てのブロガーに求めています。

ブログの書き方を学ぶ方法(本や書籍、記事、動画)

ここまでご紹介した、ブログの書き方についての7つのテクニックが、読まれる文章を書くための全てのノウハウだと自負しています。

学ぶべきことがたくさんあるように思うかもしれませんが、私も含めて、初めはどんな人も赤ん坊からのよちよち歩きのスタートです。

読者の皆さんが、ブログの書き方について本記事以上のことを深く学びたいというときのために、学習するためのいくつかのコンテンツを紹介します。これらは今まで読んできた、そして見た中で最もおすすめできるコンテンツのみを厳選しています。

本や書籍

  • 人を操る禁断の文章術:「たった1行で、人は踊らされる」。ブログなどあらゆる文章を作る上で使える、究極の文章術です。
    - 著者:メンタリストDaiGo
    - 出版社:かんき出版
    - 発売日:2015年1月21日

ブログ記事

動画

まとめ:ブログの書き方は習得できる

ブログの書き方は、本記事で紹介したような、いくつかのコツやテクニックを意識していけば自然と身につくようになります。

ですが、ブログ記事を書く上で大切なことは、読み手である読者が主人公であるということです。そしてさらに言えば、その主人公である読者を楽しませたり、悲しませたり、喜ばせたりすることができるのは、私達ブロガーだけであるということ。

そのために、ブロガーはライティングのスキルや、読者の感情を揺さぶるような文章術、読みやすい文章構成などの考え方も必要になります。

最後に、無料ブログを始めてWordPressブログを少しでも考えている方に向けて、無料ブログとWordPressはどっちが良いか比較した記事や、実際に始める時の初心者向けのWordPressの始め方の記事も参考にしてみてください。

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