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匿名ブログと実名ブログという究極の選択【どっちもOK!】

匿名ブログと実名ブログ

匿名ブログと実名ブログはどっちがおすすめですか?ブログを始めるときに、どちらにすべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

私も、ブログを始めた時に匿名にすべきか実名にすべきか迷いました。タイトルの通り、結論から言うと、ブログをしっかりと運営していればどちらでも成果は出ると言うことです。理由は、匿名ブログにも実名ブログにも、両者同じくらいのメリットとデメリットがあり、単純比較ができないからです。気になるのは、そのメリット、デメリットはそれぞれどのようなものかと言うことですよね。

本記事では、2023年には匿名と実名ブログのどっちがおすすめかと言うことから、匿名でブログを書く方法までご紹介します。

匿名ブログと実名ブログのメリット&デメリット

匿名ブログと実名ブログには、それぞれメリットとデメリットがあります。

そのメリットとデメリットを以下のような7つのポイントで比較していきます。

  • 心理面
  • 柔軟性
  • 信頼性
  • ソーシャルでの活動
  • ブランディング
  • 危険性
  • 将来性

心理面

この問題は、読者の方が最もイメージしやすいポイントだと思います。匿名か実名かで一番気になるのは、自分の名前が世の中にでたときに、世間がどんな反応をするのだろうか?と言う不安かと思います。

匿名ブログ

匿名ブログは、言わずもがな、実名を明かさないことでの心理的な安心感を得ることができます。誰にも自分という存在を明かすことなく、ブログ執筆のみに専念することができるでしょう。

有名な心理学者である、アルフレッド・アドラーは、人の悩みや心理的な不安、恐れの9割が、社会的な人間関係から生じるものであると言いました。匿名でブログを書いている限りは、このような社会的な枠組みに侵入する必要がないため、ストレスから解放されるというメリットがあります。

一方で、心理的なデメリットは、いつ実名がバレてしまうか分からないという不安です。匿名であるなら、この不安はずっと続いていくものだと理解しておきましょう。

実名ブログ

実名ブログでは、実名を明かすことで、Web上で自分の名前をいつでも見れるという事を意味しています。もしもブログで変なことを書いてしまったら、間違ったことを書いて、ネットで色々言われてしまったら、と不安なことばかりですよね。

実名ブログのメリットは、ブログを書く覚悟ができるという事です。例えば、ブログの毎日更新や収益の目標などを立てたときに、その約束を守らなければという信念や決意が固まるという良い側面があります。

勝者: 匿名ブログ

匿名ブログの方が、人間関係やオンライン上のネット民の反応を気にする必要がなくなるので、ストレスフリーになります。

柔軟性

ブログを書くうえでどんなテーマを書くかのネタが思いつかない。こんな悩みは書いているうちにたくさんあります。そんな中で、匿名か実名かで、柔軟にテーマを変えたり、自分の書きたいことを書けるかが変わってきます。

匿名ブログ

匿名ブログの場合、自分の思いついたことや、書きたいことを自由に書くことができます。それは自分にとって専門でなかったり、趣味程度のものであったとしても、何の支障もありません。

しかし、デメリットは、自分のテーマが定まりにくくなるということです。匿名である分、自分がどういったことに詳しく、プロフェッショナルであるかということを意識しづらくなるからです。

実名ブログ

実名ブログでは、どうしても書くテーマのバリュエーションを増やしづらいです。自分があまり興味がないことや、知らないジャンルのものについて、書いていいのだろうか、という不安があるからです。

一方で、自分にとってメインとなるテーマに集中して、得意な話題やスキルを活かすようなテーマである特化ブログとして、ブログを育てることができます。

勝者: ドロー

匿名は自由な気持ちでテーマを広げやすい、一方で実名はあるテーマに腰を据えて書いていける、とどちらも良い点があります。

信頼性

匿名では、ネット上からのみの信頼は得るのは難しいでしょう。ブログを書く上で、信頼性はとても重要な要素です。

匿名ブログ

匿名では、やはり顔がわからず、名前も出ないという特性から、信頼を得るには時間がかかります。

法人と一緒で、会社名やチームメンバーの名前、その会社がどこにあるのか、というような実態がみえづらいからです。その分、その信頼性を得るためには、記事コンテンツの質を磨いて、読者であるユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し続けましょう。

実名ブログ

実名ブログであれば、その人がブログを書いているという信頼感があります。本や電子書籍のように、著者が誰であるかということは、そのコンテンツの読み手にとっては重要な情報です。

しかし、今ではメルカリやヤフオク!などのフリーマーケットなどの個人対個人のネットでのマーケットが普及しています。そのため、このようなCtoCと言われる、消費者対消費者の匿名でのお金のやり取りも安心してできるようになったという事実もあります。

勝者: 実名ブログ

やはり実名ブログの信頼性は高いです。しかしコロナが当たり前になって、オンラインでのビジネスが普通になった今、信頼性に匿名か実名かは関係なくなって来るのかもしれません。

ソーシャルでの活動

SNSなどのソーシャルでのコミュニケーションも、ブログをやる上で大切なことです。ブログへのアクセスを増やすためには、自分のブログへソーシャルからの流入を獲得する必要があるからです。

匿名ブログ

匿名では、SNSでフォロワーを増やしたり、影響力を高めるのが難しいです。現に、TwitterやInstagramでインフルエンサーと呼ばれている有名人は、ほとんどが実名で登録しています。

好きなことをつぶやけるというメリットもありますが、信頼という意味でもデメリットが大きそうです。

実名ブログ

実名ブログであれば、ソーシャルでの発言やコミュニケーションにも迫力が出てきます。実際に顔が見えたり、名前がわかることで、その人のことをよりクリアにイメージすることができるからです。

SNSで影響力を持っている人の特徴は、リアルで既に有名な人や、マスメディアで顔を出しているような方々ばかりです。ブロガーの中でSN S上でもフォロワーが多い、例えばマナブログのマナブさんなども、実際に顔を出していますよね。

勝者: 実名ブログ

実名ブログの方が、信頼性とも関連して、ソーシャル活動で成果を上げやすいです。ブログのアクセス増加のためには、SNSの活用が欠かせないので、ここでの実名ブログのメリットは大きいです。

ブランディング

ブランディングは、知名度やそのブログのイメージ、そして権威性を高めるために非常に重要なポイントです。Appleやマイクロソフト、コカコーラといった世界的な企業も、そのブランド力を強くするために多大なお金と時間をかけてきました。

匿名ブログ

匿名ブログでは、その人自身のブランディングは難しい反面、どの要素をブランディングするかで変わってきます。

例えば、ヒトデブログのヒトデさんのように、自分をキャラクター化することでブランディングしたり、私のように顔のアイコンでイメージを印象付けたりすることも可能です。

実名ブログ

実名ブログでは、その人の名前やスキルなどを業界にブランド認知させることが可能です。権威性にも繋がりますが、書いているブログがその人のものであると覚えてもらいやすくなります。

勝者: ドロー

ブランディングの方法は、人の名前を出すという方法だけではありません。キャラクタービジネスや、アイコニックな(特徴的な)イメージを植え付けるだけでも、強力なブランド認知を得られるようになります。

危険性

副業していることがバレたらどうしよう、身内や知人に知られたら恥ずかしい。もし本業がある方にとっては、このような不安はつきものです。この身バレのリスクは、実名ブログの場合、事前に理解しておく必要があります。

匿名ブログ

何よりも匿名であるメリットは、誰かにバレにくいという安全性でしょう。しかし、万が一バレる可能性もゼロではないということは、分かっておきましょう。

実名ブログ

実名で出しても、世の中には同じ人がたくさんいますよね?こんな甘い期待はしない方が良いでしょう。顔を明かしていない場合でも、名前を少しでも出したりしたら、すぐにバレるという事を断言しておきます。実際に私の経験談として、友人が名前のイニシャルを出しただけで、その素性は会社や知人にすぐに伝わっていました。

勝者: 匿名ブログ

これは言うまでもない結論でしたが、匿名ブログでも実名ブログでも、いずれにせよリスクはあるという事は覚悟しておきましょう。

将来性

ブログを続けた先の未来を想像したことがありますか?ブログを書き続けて、ある程度の成果を出した後には、ネットでのブログ執筆以上に活動の幅が広がります。今後どのような仕事の可能性があるのかを考えてみましょう。

匿名ブログ

匿名ブログの場合は、ブログで一定の結果を出した後は、結局のところ実名や顔を出して活動することになる可能性が高いです。ブログを書いているだけでは、顔も名前も明かす必要はないですが、メディアや講演となると話は別です。

有名なブロガーの多くは、ブログの他にも、メディアからのインタビュー、講演会での講演活動、オンラインサロンやコミュニティ運営など、様々な活動を広げています。リアルな接点になるタイミングでも、匿名のままでいることはできないでしょう。

実名ブログ

実名ブログの場合は、将来的な活動として、前述したリアルでの活動の機会を早く得ることができるというメリットがあります。顔や名前を出している分、同じ成果を出しているブロガーと比較したときに、信頼されやすいからです。

もしも、ブロガーとして以上に、リアルでのビジネスの拡張を急ぎたい方は、始めから実名でブログを書くことをおすすめします。

勝者: 実名ブログ

実名ブログの方が、ブロガー以外の仕事やビジネスの話が舞い込んできやすいです。匿名の人も、ブログ一本で考えていなければ、いずれは顔や名前を出すことになるでしょう。

匿名ブログの作り方

匿名でブログを作るのはとても簡単です。ブログを始めるには、無料ブログとWordPressブログがありますが、おすすめはWordPressブログです。

無料ブログの場合、例えばはてなで匿名ブログを書きたいときは、はてな匿名ダイアリーというサイトで匿名ブログができます。しかし、匿名だとしても、自分のキャラクターやアイコン付きのプロフィールを、自分の思い描いているような見せ方にカスタマイズして、ブログに載せたいと思いませんか?WordPressならそれができます。詳しくは、WordPressブログと無料ブログはどっちが良いかの記事も参考にしてみてください。

WordPressでブログを作る場合には、家で例えると、住所となるドメイン、土地となるサーバー、家となるWordPressが必要です。匿名で作る場合は、自分の仮の名前やキャラクターの名前などで、ドメインやブログ名を決めてください。難しそうに思うかもしれませんが、WordPressブログは本当に簡単にでき、その方法は初心者のためのWordPressブログの始め方の完全ガイドでも丁寧に説明しています。

匿名ブログを作るときのポイントは、上記の記事の方法でWordPressを始めた後の、WordPressブログの管理画面での設定です。以下のように、まずはWordPressの管理画面左のサイトバーから「設定」>「一般設定」に進み、メールアドレスを匿名ブログ用のアドレスで設定してください。設定した後、必ず「変更の保存」ボタンを押すのを忘れないようにしましょう。

匿名のWordPressブログを作るときの一般設定

次に、同じメールアドレスをWordPressユーザーの設定としても適用する必要があり、同じくWordPressの左サイドバーからユーザーを選択し、「連絡先情報」>「メール(必須)」を前述のアドレスと同様のものに設定します。また、「ニックネーム(必須)」と「ブログ上の表示名」に関しても、匿名のものにするのを忘れないようにしましょう。

匿名のWordPressブログを作るときのユーザー設定

最後に、こちらも設定した後、必ず「変更の保存」ボタンを押すのを忘れないようにしてください。WordPressブログでの匿名ブログの作り方の説明はこれで終わりです。

匿名でブログを始めるときに使う、WordPressで必要なドメインやサーバーを取得するときの個人情報などは、公開されず、誰かに勝手に知らされることはあり得ません。上記の設定を完了すれば、匿名でブログを始めることができます。匿名ブログの書き方としては、上記の状態でブログを書けば、特に何も設定することなく、匿名で安心してブログを書くことができます。

まとめ:匿名か実名かよりも重要なこと

本記事で、匿名ブログと実名ブログで比較したポイントを、以下のメリットとデメリットの比較表でまとめました。

匿名ブログと実名ブログの比較匿名ブログ実名ブログ
心理面
柔軟性
信頼性
ソーシャル活動
ブランディング
危険性×
将来性

本記事で分かったように、匿名でも実名でも、同じくらいのメリットとデメリットをそれぞれ持っています。

重要なことは、どれだけユーザーにとって価値のある、良質なブログ記事コンテンツを生み出すことができるかということです。実際に、例えば本記事で紹介したヒトデブログのヒトデさんのように、匿名で活動している、多くの有名ブロガーが成功を勝ち取って活躍しています。

Googleが掲げる「コンテンツ is King」という有名な言葉をご存知でしょうか。最終的に評価されるのは、ブログの記事コンテンツであるということを忘れないようにしましょう。

最後に、本記事を読んで匿名か実名かに関わらず、ブログを始めようと思われた方向けにまとめた、初心者向けのブログの始め方の完全ガイドの記事も読んでみてください。誰でも簡単にブログを始められるように丁寧にわかりやすく解説しています。

匿名か、実名か、どっちかで迷う前にブログを始めてみましょう!

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