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デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとの違いを分かりやすく解説

デジタルマーケティングという言葉の意味をしっかりと理解していますか?Webマーケティングとの違いも明確に分かっている方は意外と少ないのではないでしょうか。

昨今、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉がバズワードとして流行し、レガシーな体制からのデジタルシフトやWeb戦略を立てることを強いられている企業は多くあります。2023年現在もその傾向は変わっていないでしょう。

今回は、デジタルマーケティングとはどのような意味なのか、単純なワードとして以上に、考え方やWebマーケティングとの違いも含めて分かりやすく解説していきたいと思います。

早速みていきましょう。

デジタルマーケティングとは?【分かりやすく解説】

デジタルマーケティングとは、インターネットを通じて行われるマーケティング全般のことを指しています。パソコン(PC)やスマートフォン(SP)、タブレットなど、様々なデジタルでのコミュニケーションを活用したマーケティングは全てデジタルマーケティングといいます。

近いマーケティング用語としてWebマーケティングやSEOマーケティングなどありますが、デジタルマーケティングとWebマーケティングとの違いから理解していきましょう。

もし分からない専門用語があれば、Webマーケティング用語集をご活用ください。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いは?

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いは、マーケティングの範囲が異なっているだけです。デジタルマーケティングはWebマーケティングよりも広い考え方になっています。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違い

まずは、Webマーケティングとは何かから理解しましょう。

Webマーケティングとは、目的で考えるとWebサイトを通じた集客全般を意味しています。

Webマーケティングでは、Webサイトの作成やSEO対策(検索エンジンに対する最適化戦略のこと)を行なったり、Webでのインターネット広告の配信やSNSでのプロモーションなど、「Webサイトへいかにユーザーを集めるか」を重視したマーケティングを指しているのです。

一方で、デジタルマーケティングとは、普段使っているPCやスマートフォン、タブレットなどにあるデバイス端末のデータや、ユーザーの位置情報などのデータ、またお店で買い物をしたりした際の来店データやPOSデータなどの行動履歴など、デジタル上のデータを活用したものを全て指しています。これらを統合して一元管理するDMP(データマネジメントプラットフォーム)も導入が進んできました。

つまり、Webマーケティングを含む、Webサイトに関わらないデジタルを通じたすべてのマーケティングのことを、デジタルマーケティングと言います。これは、ITマーケティングとも言われます。

デジタルを通じたコミュニケーションやマーケティングの必要性

現代のデジタル社会では、デジタルを通じたコミュニケーションやマーケティングが必須になっています。

総務省の「インターネット利用時間と行為者率」データ(下図参照)によると、平成24年(2012年)から平成30年(2018年)にかけて、スマートフォンなどモバイル機器の利用時間が約2倍にもなっていて、場所を問わずにデジタルでコミュニケーションをとったり、マーケティング活動を行う機会が増えたという事実です。

インターネット利用時間の推移
平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

今後このような、「場所を問わない、個々の人に対する」デジタルマーケティングやコミュニケーション手段が、企業にとって必要な時代になってきたと考えられます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む歴史と背景

私たちの周りの環境に、デジタルが普及し始めるところから、デジタルトランスフォーメーションが加速してくまでの歴史と背景をみていきましょう。

デジタルマーケティングとデジタルトランスフォーメーションの歴史的背景と変遷

もともと、デジタルマーケティングは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが世の中に普及したことで、Web上でユーザーが検索行動をとるようになったことから始まりました。

企業と消費者が触れ合う機会は、お店に来店したり、実際に人と人で接客するなどを通じたコミュニケーションのみだったため、オフラインマーケティングが最も主流なマーケティングだったのですが、Webサイトを通じたWebマーケティングが第一世代のデジタルマーケティングと言っていいでしょう。

その後、スマートフォンやタブレット端末などが普及したことによって、ユーザーが様々なチャネル(経路)から、モノを検索したり、実際に購入したりすることができるようになったため、マルチチャネルやオムニチャネルという、「企業と消費者の接点の多様化」が進んだのです。これが第二世代のデジタルマーケティングです。

今後は、いわゆる「アフターデジタル」という世界が訪れ、5GやIOT、AIと言った先進的な技術を使った、消費者にとって「どのようなチャネル(経路)でマーケティングされているかが重要でない」デジタルマーケティングが重要になってきます。この第三世代のデジタルマーケティングに向けて、オフラインのみの接点しかなかったレガシー企業にとって、デジタルトランスフォーメーションが求められてきているのです。

まとめ:デジタルマーケティングとWebマーケティングでは領域が異なる

デジタルマーケティングは、Webマーケティングを含む、デジタルを通じたコミュニケーション全般のマーケティングであると理解できたでしょうか。

実際にデジタルマーケティングを推進しようとする際には、多くのマーケティングツール導入や設計などでコストがかかります。

まずは、デジタルマーケティングやWebマーケティングを専門とする会社のコンサルテーションを受けることをオススメします。

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