WordPress(ワードプレス)の記事一覧を表示するのに優れたプラグインはどれか知りたいですか?
新着記事や人気記事などを投稿一覧として表示すると、Web上の読者であるユーザーがあなたのブログサイトに訪れた後に、より多くのページを見てくれる(PV数が伸びる)可能性が高まります。
サイトやページ内での回遊率や滞在時間が向上すると、SEOとして良いとされているため、記事をブログ一覧として表示することは重要です。
本記事では、WordPressで使えるブログ記事を一覧表示するための、デザイン性も良質なおすすめのプラグインを厳選して2023年最新版として紹介します。
WordPressの記事一覧を表示するプラグイン9選【徹底比較】
WordPressのプラグインを導入すれば、自分ブログ上にある記事を人気記事として表示して、サイト訪問者にとっておきのコンテンツとしてアピールすることができます。
ほとんどのユーザーは、ある一つの記事を見た後にサイトから離脱する(直帰)と言われているので、有益で高品質な関連記事を一つでも多く見てもらうための戦略は不可欠です。
そこで役立つのが新着記事や人気記事を一覧にして表示できるプラグイン。WordPressには、その他のおすすめの便利なプラグインがたくさんありますが、中でも投稿に関連したプラグインを見ていきましょう。
1. Content Views
Content Viewsは、WordPressの投稿をブロックのような表示一覧で、美しく並べることができる強力なプラグインです。
表示の形式にはグリッドというカードのような表示やリストのフィルタ表示などが可能で、最近の投稿やカテゴリ投稿、タグ、作成者といった情報も載せることができるようになります。
もちろんHTMLやCSSなどのコード知識は不要で、誰でも簡単に好きなように記事一覧や固定ページを作成できるのが特徴です。
具体的に使える機能には以下のようなものがあります。
- 最近の投稿や固定ページ、トピックスとして表示
- カテゴリ、タグ、作成者ID、抜粋、サムネイル、公開日、コメントの表示
- PC、タブレット、モバイルに対応
- SEO最適化のための表示速度改善
- 投稿を日付やタイトル順に並び替え
- スクロール可能なリストバーを表示
- PHP7への互換性
Content Viewsは操作が使いやすいことも特徴で、作成した投稿一覧をライブプレビュー画面で表示しながら確認できます。
Good:綺麗な見栄え、ブログのSEO効果、簡単なカスタマイズ、Content Viewsにはこれらの要素が詰まっています。
Bad:より高度なカスタムフィールドやSNSタイムライン表示などはPro版へのアップグレードが必要ですが、無料版で十分な機能があります。
2. WP Show Posts
ブログやWebサイト上の好きな場所に記事一覧を表示できるWP Show Postsもおすすめのプラグインです。
例えば、投稿、列、画像など、記事内の要素ごとの細かなカスタマイズ調整ができるという点が特徴的です。
具体的に使える機能には以下のようなものがあります。
- 投稿表示や抜粋表示、固定ページへの反映
- タイトルを含めるかどうかの調整
- 続きを読むボタン
- 画像の幅や高さ、配置
- 著者名、日付、利用規約等の表示
- 投稿IDやその他メタ情報
- WooCommerceやEasy DigitalDownloadsなどの投稿タイプにも対応
こちらも無料版で必要な機能をほとんど使うことができます。WP Show Postsの使い方に関するチュートリアルも動画にあるのも安心ですね。
Good:列、画像、コンテンツごとの詳細な設定が可能。
Bad:更に細かな調整にはCSSを使う必要がある場合があります。
3. WordPress Popular Posts
WordPress Popular Postsは、Popular(人気)Posts(投稿)、つまり人気のある投稿をカスタマイズして表示するのに優れたプラグインです。
このプラグインは300,000以上のインストール実績があり、人気投稿用のプラグインとして最も有名なものです。WordPressで入れるべき必須プラグインの一つとしても紹介しています。
日付範囲を選択して最近のトレンド記事を表示したり、コメントやPV数の多い記事を優先的に表示するなど、多機能であることが特徴です。
- 投稿サムネイル表示
- 統計データを確認
- 柔軟なレイアウトカスタマイズ
- マルチ(複数の)ウィジェットを作成
- キャッシュ機能でのパフォーマンス向上
- 人気記事を時間範囲で表示する設定(24時間、過去7日、過去30日)
- コメント、ビュー数、一日あたり平均PV数で並び替えが可能
また利用者が多いため、使い方に関するガイドが探しやすいのも有難いポイントです。
Good:実際のアクセスやPVの数に応じて表示を切り替えられるため実用的な運用ができます。
Bad:幅調整などの細かな機能が少ないです。
4. Recent Posts Widget Extended
最近の新着記事をカスタマイズして表示するなら、Recent Posts Widget Extendedというプラグインが最も適しています。
Recent Posts(新着の記事や投稿)をリストやサムネイル、抜粋表示などで表示することで、ユーザーに対して新しい記事を魅力的に見せることができるようになるでしょう。
また、最新の投稿を以下のようなオプションでカスタマイズが可能です。
- ショートコードで機能追加
- タイトルにURLを設定する
- サムネイル画像トリミング機能
- 複数のウィジェットや投稿タイプを選択
- 続きを読むなどのコールトゥアクション設定(CTA)
- 日付順、コメント数の多い順、ランダム表示が可能
- 新着投稿の前後にHTMLやテキストを表示
Good:新着の記事を表示するならこれ、というほど定番のプラグインで、最新記事の表示機能に困ることはないでしょう。
Bad:新着の情報を表示することに特化しているため、人気記事を表示する目的では有用ではありません。
5. Shortcodes Ultimate
ビジュアル重視で投稿やウィジェットを表示したい場合には、このShortcodes Ultimateプラグインがおすすめです。
特にリスト表示や文字装飾などでも様々なオプション機能を使うことができ、例えば文字色を変えるなどのテキストの視覚的な強調表示なども可能です。
その他のオプション要素は以下のとおりです。
- ブロックエディター(Gutenberg)への対応
- ライブプレビューで見れるショートコード挿入機能
- 高品質なWordPressデザインテーマへの対応
- カスタムCSS編集機能
- 翻訳機能
50以上の綺麗で見栄えが良いショートコードを追加して、タブやボタン、ボックス、スライダー、カルーセル、レスポンシブ動画などの様々な投稿タイプに対応できます。投稿タイプの中から投稿だけでなく固定ページが選べる、便利なプラグインですね。
Good:複数のテンプレートの中から選ぶだけなので、初心者でも簡単に挿入できます。
Bad:記事や投稿ごとの並び等の表示機能には弱いです。
6. List category posts
投稿やページを特定のカテゴリ別に表示するなら、このList category postsプラグインが使いやすいでしょう。
ヘッダーやフッター、サイドバーなど記事内の自由な場所にカテゴリリストを配置することができ、その表示方法をCSSカスタマイズできます。
その他使える機能としては以下のものがあります。
- テキストウィジェットをショートコードで追加
- 最近の投稿を10件リストアップ
- お知らせやトピックスなどでカテゴライズ表示
- 特定のカテゴリ名、カテゴリIDで分類可能
- タグ、日付、コメントなどごとに表示
- HTMLとCSSでスタイル編集が可能
記事数やページ数が多くなってくると、ユーザーの探したい情報にあった記事がどれであるのか判断しづらくなってきます。そこで、記事をカテゴライズして表示することで、読者のページ遷移を助けることができるのです。
Good:カテゴリとしてカスタマイズできるアイテムが豊富にあります。
Bad:新着投稿や人気記事での分類には向いていません。
7. Display posts
ブログやWebサイト全体の記事コンテンツを一覧表示したり、最新の投稿をリスト表示するなど、Display postsでは記事一覧表示の全般的な機能に対応しています。
カテゴリでのフィルタ、ポストグリッドとして表示する、人気投稿を一覧表示するなどが可能です。以下、その他の機能です。
- 特定のカテゴリ内の投稿のみを表示する
- 記事一覧を2列にするなど配置が可能
- 人気のある投稿を表示
- リストをメニューの順序や関連性で並び替え表示
- イベントカレンダーの一覧表示
今まで紹介したプラグインにある機能が全て揃っているように見えますが、パラメータやショートコードなどCSS編集が必要であることに注意してください。
Good:新着記事、人気記事、カテゴリなどの全般的な要素をカバーしている。
Bad:パラメータ設定やCSSを使ったショートコード入力など、コードスキルがある程度必要です。
8. Newpost Catch
最新記事にサムネイル画像を自分の好きなように設定したいですか?Newpost Catchであれば、柔軟な画像配置が可能です。
新着の記事投稿がテキストのみになっていると、WordPressサイトが少し閑散としたイメージになってしまいます。また高品質な画像を使うことも大切ですが、見え方で印象も変わります。
ショートコードで追加できるものは以下の要素です。
- サムネイルの幅や高さ
- ページごとの表示数の設定
- スティッキー・オフセット
- パラメータを使って日付の降順や昇順
開発者が日本人で、その使い方に関するドキュメントも記事になっているため、サポートが安心です。
Good:Newpost Catchのブログがあり、プラグインのダウンロードからインストール方法、設定画面での設定方法まで解説されています。
Bad:アクティブなインストール数がまだ少ないため、利用者の実績があまりなく知名度が低いことです。
9. Post Grid
Post Gridは、新着記事や人気投稿を、グリッド表示ベースで並べることに特化したプラグインです。
グリッド表示とは、ブロックやタイルのような見え方で、サイト内で個々の記事を表示させる形式のことです。
個人ブログの場合は投稿や写真ポートフォリオ、ギャラリーに対応しています。企業の場合は製品一覧やチームメンバー紹介、サービスごとの分類表示などにも使えます。
- PCやタブレット、スマホなど全てのデバイス対応のレスポンシブグリッド
- 複数の投稿タイプを一つのグリッドにまとめるなども可能
- タクソノミーやタームによるクエリ投稿
- レイアウト要素をCSSで編集可能
- 検索入力窓の作成
Post Gridの使い方は非常に簡単で、レイアウトエディターで感覚的なクリックだけで簡単なグリッドを作成することができます。
Good:投稿グリッドの種類が豊富で、数も無制限に一覧表示できることです。
Bad:言語が日本語に対応しておらず英語で項目を確認する必要があります。
厳選プラグイン20選【究極】
WordPressに必要なプラグインのみを厳選したリストを参考に、不要なプラグインは削除し、マストのものだけ追加実装していきましょう。