
noteはブログの代わりや日記代わりになりますか?タイトルにもありますが結論として、やめたほうが良いです。
noteは、自分のノウハウや知見を有料コンテンツとして販売するような、創作物を集めたWebサービスです。ブログとして自分の情報をただ発信したり、日記のように日々の出来事をただ書き残していくような目的にはあまり向いていません。2023年現在、ますますこの傾向が強くなっています。
本記事では、noteはブログや日記の代わりにならない理由と、その代わりにやるべきことの案も提案します。
noteがブログや日記の代わりにならない理由
記事の冒頭で説明したように、noteはブログや日記の代わりにはなりません。noteとブログはそもそも違う特徴のサービスだからです。
まず初めに、noteとはどういったサービスか、その特徴はどのようなものかを見ていきましょう。
noteとは?noteのサービス内容と特徴
noteとは、自分が興味のあることや好きなことを皆んなで発信することで、そのコンテンツが集まるWebプラットフォームのことです。
noteのコンセプトは、「街」というテーマです。noteという街の中に自分が入り込んで、それぞれのお店の店長になって自分の自慢の商品を並べて売っていくイメージです。

noteでは記事やコンテンツを作る人をクリエイターと呼んでいて、ここでいう自分の商品とは、テキストや画像、動画などを使って記事にしていったもののことです。このように、noteの中にある記事コンテンツ自体はブログと近いですね。
noteでは、具体的に以下のようなことができます。
- 無料で登録することができる
- 自分が書いた記事コンテンツを有料で販売することができる
- 無料サービスなのに、広告やランキングなしに、自分の記事を書いていくことができる
- 他の人の記事や有料コンテンツに「いいね」や「応援」といったアクションができる
- note運営がピックアップしたおすすめ記事を見ることができる
上記の中でも特に特徴的なのが、「街」のようなnoteのサービスの中で、一般人やプロのクリエイター、企業などが集まっていることです。そして、その中の人達同士で、それぞれのコンテンツを見せあってお互いに交流することができるコミュニティのような機能があることですね。
例えば、自分の興味があるアニメや漫画についての記事を投稿して、誰かにいいねや応援を貰ったりできます。また、その記事を有料で販売すると、設定した金額で誰かに売ることもできるのです。
このように、コミュニティ色が強く、また並んでいる投稿は専門的な知見で書かれているもの、売れているクリエイターは業界で知名度のあるような人が多いイメージです。
noteがブログや日記代わりにならない理由
noteが前項のような特徴であるため、ブログのような情報を日々更新していくようなものや、毎日の何気ない出来事を綴っていくような日記とは少し毛色が異なります。
noteがブログや日記の代わりにならない理由は、上記のような特徴の違いと、目的の違いがあります。日記とブログ、noteの目的の違いを以下にまとめました。
目的の違い
- note:自分の記事をnote内で認知してもらい、有料記事をnoteユーザーに購入してもらうこと
- ブログ:自分の投稿記事をWeb上の多くの人にみてもらい、記事へのアクセス数を増やして記事内の広告を見てもらうこと
- 日記:日々の日常やメモを日記という形で残していくことで、過去の出来事を備忘録として保存していくこと
上記のように、noteはnote内でのファンを増やすこと、ブログはWeb上からの読者を増やすこと、日記は記録するためのもの、という目的の違いを理解しておきましょう。
noteとブログをもう少し深く知りたい方は、noteとは?noteとブログの違いやどっちが良いかを比較という記事もご参照ください。
noteをブログや日記代わりに使う代替案
noteはブログや日記代わりに使えないとお伝えしましたが、その代わりとなる案があります。
それはとても簡単な発想で、ブログや日記を書いた後に、そこで得られたノウハウや経験をnoteで有料販売するということです。
ブログを書いていると、様々なスキルやノウハウが蓄積されます。具体的には以下のようなものがあります。
- セールスライティングの力
- 文章構成ノウハウ
- 文章内の論理展開の考え方
- アフィリエイトに関する知識
- Webマーケティングに対する理解
また、日記の中でもオンラインで日記を書くことで、得られる知見があります。
- オンライン日記を書き続けて変わった生活の変化
- 読まれるオンライン日記を書くためのコンテンツ設計
- オンライン日記でアクセスを集めるための秘訣
このように、ブログや日記で培ったことを、noteで改めて有料コンテンツとして販売できるような記事にまとめて公開することができます。noteにいる人は、元々ある業種でプロフェッショナルな人材の人やインフルエンサーなどが多いため、ブログや日記などをベースにしたノウハウも希少価値が高いものになります。一例として、日記ブログの書き方の7つのテクニックと言う記事でもまとめています。
ブログとオンライン日記が区別しづらいという方は、ブログと日記の違いを比較した記事をご参照ください。
それでは、具体的にブログや日記から始めて、noteで有料コンテンツ販売していくまでのロードマップを見ていきましょう。
ブログや日記からnoteへ繋げるステップ
ブログやオンライン日記から、noteでの有料販売へと順序立てて進めていくための手順は2ステップです。
- ブログやオンライン日記を始める
- noteを始める
それぞれ具体的な方法を見ていきましょう。
WordPressブログを始める
もしも日記ではなくブログから始めようと考えているのであれば、無料ブログではなくWordPressブログを強くおすすめします。WordPressでは、無料ブログでは使えない機能やデザイン性の柔軟性が高く、また使っているブロガーの割合も多くはないです。
そのため、後々noteでノウハウ販売をしようと考えた時に、希少性の高い情報になり販売しやすくなるため、WordPressブログを選ぶという戦略です。もし無料ブログとWordPressブログで迷う方は、詳細を徹底的に比較した、WordPressブログと無料ブログがどっちが良いか比較した記事もご参照ください。
WordPressブログを始めるまでの全体像はとてもシンプルです。大前提として、ブログに必要な以下のものを理解しましょう。
WordPressブログに必要なもの
- ドメイン:当ブログで言う、https://hidesunblog.com/のhidesunblog.comになる部分のこと。家を建てるための住所になるイメージです。
- サーバー:ブログのデータや記録を置いておくためのプラットフォームのことです。家を建てるための土地になるイメージです。
- WordPress:ブログのホームページになる部分のことです。建てる家になるイメージです。
このような、ドメインやサーバー、WordPressとそれぞれを順番に取得していくこともできます。しかし、多くのブロガーが選択している始め方は、WordPressを始めるまでの一連の作業をまとめてやってくれるパッケージサービスを使うことです。それをWordPressかんたんセットアップや、WordPressクイックスタートと呼んでいます。
具体的には、各サーバー会社が提供しているもので、最もおすすめはConoHa WING の「WordPressかんたんセットアップ」というサービスです。ConoHa WING
の公式ページに進み、申し込みページの項目内にある「WordPressかんたんセットアップ」を選択するだけで、すぐにWordPressブログを始めることができます。
しかし、ここでの説明で始めるよりも、詳細な手順を見てからの方が安心だと思います。具体的な手順は、初心者向けのWordPressブログの始め方完全ガイドをご参照ください。
オンライン日記を始める
オンラインで日記を始めるのは、ブログを始めるよりもずっと簡単ですぐにできます。
ブログでは、外観となるデザイン性や機能面にも気を使う必要があるため、WordPressブログを推奨していました。しかし、日記ブログの場合は無料ブログで全く問題ありません。
ブログ作成ができるサービスはたくさんありますが、その多くは無料で利用することができます。ですがその数は数十種類にも及ぶため、どれにすべきかわからないと思います。
結論として、オンライン日記ははてなブログかLINE BLOGのどちらかで始めましょう。はてなブログはオンライン日記で必要なほぼ全てのシンプルな機能を兼ね備えていて、LINEBLOGの方はスマホで日記代わりに使いたい方に最適なブログです。
はてなブログの始め方は、はてなブログの公式サイトから新規会員登録を行いましょう。LINE BLOG(※2023年6月29日にサービス終了しました)の場合は、自分のLINEアカウントがあることを確認して、アプリからダウンロードしましょう。iPhoneユーザーはAppStoreのLINEBLOGアプリをダウンロードし、AndroidユーザーはGooglePlayのLINEBLOGアプリをダウンロードしましょう。
より具体的な手順を知りたい方は、ブログ日記の始め方という記事で詳細に解説していますのでご覧ください。
noteを始める
noteの始め方もご紹介します。noteは無料で始めることができるため、ブログやオンライン日記を始めてすぐに、またはしばらくしてから登録すると良いでしょう。
noteの始め方もオンライン日記同様に非常に簡単です。noteの公式ページにアクセスして、右上の「新規会員登録」をクリックしましょう。すると以下のような画面に移ります。
ここで、note登録のための基本情報を入力していきます。クリエイター名、noteID、メールアドレス、パスワードなどを入力して、登録すれば完了です。
クリエイター名はnote上で表示されるプロフィール名のようなものなので、IDとは区別して登録するように注意しておきましょう。これで、noteの登録は完了です。
noteでは色々な使い方があります。無料の記事はすべて無料で見ることができますし、良いコンテンツを見つけたら有料で買ってみて見るのも良いです。自分が有料で販売する前に、他の人がどのような価格でどれくらいのクオリティの記事を販売しているのか、という競合分析という意味でもおすすめです。
まとめ:ブログや日記を書いた経験をnoteに活かそう
noteをブログやオンライン日記の代わりに使うのではなく、ブログと日記を書いたことをnoteに転用していくべきであると説明しました。
実際にnoteには、業界のトップクラスの方々が書いた有益なコンテンツが多く集まっています。しかしそこに怯む必要はありません、ブログやオンライン日記を書いたことで得られた気付きや自分なりの発見を、note上で必要としている人がいるはずです。
ブログやただの日記ブログでも良いので書き始めてみて、まずは基礎戦闘力をあげてからnoteへ出陣していきましょう!