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検索上位に順位を上げるSEOキーワード対策の方法【Google上位にランクイン】

Googleで検索上位に順位を上げるSEOキーワード対策の方法

検索結果画面の上位に順位を上げるためのSEOキーワードを適切に選ぶ方法を知りたいですか?検索結果に表示させるためには、検索ワードに関する基本的なSEOの仕組みを理解していれば十分に可能です。

しかし、検索結果に表示された後、上位にランクインするための方法となると話は違います。キーワードを上位に上げるには、ユーザーとGoogle検索エンジンの両方に対して最適なコンテンツを作成することが重要です。

検索順位に上位表示させるために、以下のポイントを完全に理解する必要があります。

  • 検索している読者が本当に意図しているものは何か?
  • キーワードで検索して情報を求めている人はどれくらいいるか?
  • 検索ワードの中で競合に勝てる見込みがあるのはどれか?

本記事では、読者がどのような情報を求めていて、本質的な検索意図はどのようなものか?を知る方法をまず理解します。

また、これらを十分に分析して検索ワードを探るための手引きやキーワードリサーチツールなどの手法を知り、SEOキーワードのズレを修正して2023年に検索上位を狙うための究極のガイドを7ステップでお伝えしていきます。

ステップ1:Googleのランク付け評価の仕組みを知る

Googleのランク付け評価の仕組み

Googleはどのようなアルゴリズムで、あなたのブログ記事を評価しているか知っていますか?

実は今まで、Googleは何千回以上もの細かなアップデートを繰り返しています。直近では、2020年の12月にコアアップデートという大きな改善が行われました。

これらのアップデートの裏側は、一般には一切公開されない情報ですが、大きな以下のアップデートに関しては、いくつかの有用な情報があります。

  • 2020年の直近のアップデート:多くのサイトで検索順位が上下する減少が見られました。特に、過去に順位を落としたサイトも軒並み改善するなどの大きな影響がありました。
  • 2015年〜2019年のモバイルに関するアップデート:GoogleにとってWebサイトはモバイルデバイスでの機能やユーザビリティを重視し、モバイル対応されていないサイトは評価が低くなるような判断がされるようになりました。
  • 2013年のアップデート(ハミングバード):個々のキーワードそのものの意味合いを超えて、そのキーワードから意図しているものや検索する際の背景となる文脈をも理解するようなアルゴリズムに変わりました。
  • 2012年のペンギンアップデート:単に複数の被リンクを獲得しようと操作するようなスパムサイトを摘発するためのアップデートが行われました。

特筆すべきことは、Googleは過去のアップデートの中で、ユーザーが検索する際の検索意図や、どういった目的で検索しているのかといったことも把握して検索結果へ反映しているということです。

ブログのSEO対策で最も大切なランク付けのメカニズムに関して色々な憶測はありますが、難しいことを考える必要はありません。

重要なのは、ユーザーが本当に求めていること(インサイト)に対して、適切な情報を提供するということだけを意識しましょう。

ステップ2:キーワードからユーザーの検索意図を探る

ターゲットとなるSEOキーワードを見つける前に、ユーザーがどのような意図で検索をしたのか、またそのユーザーはどのような人々であるのかを理解することが重要です。

多くのブロガーやコンテンツ作成を行う人が犯す間違いは、そういったユーザーが誰であるのかを考えずにキーワード選定を始めてしまうことです。十分な事前リサーチをしないで記事コンテンツを書き始めた結果、読者であるユーザーが実際に知りたい答えや解とずれてしまうケースはよくあります。

すべてのSEOの始まりは、キーワード選びの前に、ユーザーの理解です。もしもしっかりとユーザーのインサイト(心の底から本当に求めているもの)を捉えて、それに完全に合ったコンテンツを提供できれば、Google検索で最も目立つポジションを狙う準備はできたも同然です。

検索ワードからユーザーの検索意図を知る

ケーススタディ

あなたはある町のパン屋さんのオーナー経営者です。そして、パン屋さんのWebサイトを持っていて、SEOでより上位にランク付けされるためにどうすればいいかを模索しています。

あなたはどのような戦略をとりますか?私なら、パン屋さんのターゲットユーザーをもっと理解するために、あなたに以下のような7つの質問を投げかけます。

  1. 販売しているパンはどんな種類がありますか?
  2. パンの価格帯はどれくらいですか?
  3. パンが売れるのはいつが多いですか?平日や休日、季節的な違いはありますか?
  4. ユーザーはどこでパンを食べたい、もしくは買いたいと思っていますか?
  5. ユーザーがパンを食べたいと思う理由や食べたい瞬間はどのようなものですか?
  6. ユーザーが検索するのはパソコンですか、スマホですか?
  7. ユーザーはどのような言葉を使ってパンを探しますか?

これらの質問は、5W1HのWebマーケティング戦略に使うフレームワークの一つで、情報整理の方法です。

When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰)、What(何)、Why(なぜ)、How(どのように)、という様々な視点で物事を深く見ることができるようになります。

良質なコンテンツを作るための鍵は、このようにユーザーの意図を多方面から分析する事にあります。もし事前に、ユーザーが本当に求めている情報や、そのシチュエーションを完全に把握することが出来れば、まるで検索するその人自身の気持ちになって記事を書いていくことができるようになるのです。

検索ワードから検索意図を読み取った上で完成した記事コンテンツは、ユーザーが知りたかったことを完璧に網羅したものになるはずです。

ステップ3:検索順位を上げるべきキーワードを見つける

SEOで順位を上げるべきキーワードはどれが最適ですか?これは検索順位を向上するために最も重要な問題です。多くの人はまず初めに、順位が50位圏外のキーワードに対して改善策を講じようとしますが、それは一番難しい可能性があります。

狙うべき検索ワードは10位圏の周囲をさまよっているキーワード達です。これらのキーワードは順位を数位上げるだけで、数十%もアクセス数を増やせる可能性がある、ポテンシャルのある検索ワードだからです。また一方で、50位のものを20位前後に上げたところで、クリック数は数%ほどしか上る見込みはありません。

まずは、検索上位にランクインさせたいターゲットキーワードを見つけましょう。使うツールはGoogleサーチコンソールです。まだGoogleサーチコンソールを導入していない人は、Googleサーチコンソールの設定方法に関するガイドを読んですぐに自分のブログと連携するようにしましょう。

Googleサーチコンソールにアクセスし、下図にある左の赤枠「検索パフォーマンス」、その右側は「過去28日間」を選択し、右下の「平均掲載順位」をクリックします。

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンス

すると、キーワードクエリごとの検索数と、その右側に平均掲載順位が表示されているのが分かります。キーワードクエリとは実際に検索された検索語句のことを指し、平均掲載順位はそのキーワードクエリが表示された平均の表示順位を指しています。

この中から、検索数が多く、平均掲載順位が3〜10位にいるキーワードを見つけましょう。

Googleサーチコンソールの検索順位

選び出す方法は、クエリタブを選択し、「表示回数」をクリックすることで表示回数の多い順に表示を切り替えた後、「掲載順位」の欄を確認しましょう。

これが、改善すれば大きなトラフィック増加を見込める、ポテンシャルのあるSEOキーワードのリストになります。

ステップ4:価値のあるSEOキーワードを探す

前章で見つけ出したポテンシャルのあるSEOキーワードのリストから、実際に手をかけるべきキーワードを選別していきます。

選び出すためのポイントは、以下の3点です。

  1. 検索ボリュームが十分にあるか
  2. 競合性が低いか
  3. 自分のブログと親和性があるか

これらすべてのポイントを満たした検索ワードのみを注力すべきです。いくら成長可能性があるキーワードでも、改善する難易度が高いものは避けることが賢明だからですね。

1. 検索ボリュームが十分にあるか

検索ボリュームとは、月間で実際に検索される検索数のことです。使うSEOキーワードツールはGoogleキーワードプランナーです。Googleキーワードプランナーは誰でも無料で使えるツールなので、まだアカウント登録していない方はすぐに始めましょう。

Googleキーワードプランナーにアクセスして、先程選別したSEOキーワードリストを試しに10個検索ボックスに入力してみましょう。

Googleキーワードプランナーの検索ボリューム

続いて、その下に表示されるキーワードの一覧を確認して、「月間平均検索ボリューム」のタブをクリックし、検索ボリュームの多い順に表示します。※元々このタブで並んでいる場合はクリックしなくて大丈夫です。

Googleキーワードプランナーの月間平均検索ボリューム

上図で表示されるキーワードは、上から順番に世の中で検索される数が多い順に並んでいます。検索ボリュームが10倍になれば、ユーザーからのクリックも10倍増やせる可能性があるということです。

逆にここで検索ボリュームが少ないような検索ワードは潔く追いかけるのをやめるようにしましょう。月にわずかしか検索されないキーワードに執着するのは、砂漠で水を探すようなものです。

2. 競合性が低いか

キーワードの競合性も、SEOキーワードを選ぶ際に重要なポイントです。下図のように難易度が表示され、高、中、低、の3パターンで表示されます。

Googleキーワードプランナーの競合性

この競合性は、Google広告などの有料Web広告で、どれだけ競合が入札をかけているかを示したものです。そのため、厳密にはSEOとは異なる競合性を表しています。しかし、広告であるかどうかに関わらず、どれだけ競合がその検索ワードに対してコンテンツを投下しているかが分かるため、有用な指標です。

難易度は迷うことなく「低」を選ぶようにしましょう。「中」と「高」のキーワードは、大手の企業やブロガーが目をつけているキーワードである可能性が高く、狙ったとしてもジリ貧の戦いになるでしょう。

3. 自分のブログとSEOキーワードの親和性があるか

いくらポテンシャルのあるキーワードでも、あまりブログに関係の薄い検索ワードは優先度を下げることを検討しましょう。

例えば、あなたがおすすめのPS5のゲームソフトを紹介しているサイトを運営しているとしましょう。そこで、以下のような優良なSEOキーワード候補を発見しました。どちらを優先すべきでしょうか?

  • 「趣味 ゲーム」:検索ボリュームは10,000
  • 「PS5 ソフト おすすめ」:検索ボリュームは1,000

この場合、検索ボリュームに大きな差があったとしても、検索数が少ないが自分のブログに関連性の高いキーワードを選ぶべきです。

その理由は二つあります。一つは、ユーザーの求めているニーズに近い記事コンテンツにである方がSEOで適していること。もう一つは、漠然としたキーワードよりも、より具体的な検索ワードの方が記事内で何かしらのアクションを取ってもらいやすいという理由です。

ユーザーのアクション(コンバージョンとも言います)とは、何か商品を買ってもらったり記事をシェアしてもらったりすることだけでなく、資料請求やお問い合わせ、会員登録なども含まれています。

こういったアクションを前提とした検索をトランザクション検索と言い、単純な情報検索ワードよりも重視すべきキーワードになります。別の言い方ではロングテールキーワードとも言われ、よりユーザーの検索意図が顕在化した3語以上のキーワードのことを指します。

ロングテールキーワード

上図のように、ロングテールキーワードの特徴は、恐竜の尻尾のようにシャープな検索ワード、つまり検索数は少ないがよりニーズが尖っているということです。

検索ボリュームは少ないけれどもアクションのしやすいSEOキーワードで検索したユーザーの方が、ブログ記事をシェアしたり、他の関連記事を見てくれやすくなるでしょう。

ステップ5:競争する相手をさらにチェックする

キーワードを明確に決定することができたら、最後に競合に勝つための競合調査を本格的に行う必要があります。

現在狙っているキーワードで、自分よりも上位にランクインしている競争相手のページ辛い、以下の点をチェックしましょう。

  • タイトル:タイトルにはどのようなSEOキーワードを入れているか?タイトルには、競合が最もターゲットとしたいキーワードが含まれています。
  • 見出し(H2、H3タグ):見出しのH2タグとH3タグにそれぞれどのようなキーワードを挿入しているか?特にH2タグには、タイトルと同等の狙っているSEOキーワードを見つけることができます。
  • サイトの種類:企業サイトか、個人が運営しているブログのサイトか?もしも自分よりも上位にある記事が企業サイトであった場合、それ以上にランクを上げることは、競合相手が個人ブログよりも難しいと考えてください。
  • サイトのドメイン:サイトのドメインの強さはどれくらいか?ドメインの強さはMozという競合チェックツールで分析することができます。Webサービスとして使うか、Googleクロームの拡張機能のどちらでも利用することができます。

これらの情報から、自分よりも上位にいる競合の現在の状況を戦略的にチェックしましょう。

SEOキーワードなどの重要な情報を確認するためのツールは、SEOチェキを使いましょう。下図のようにURLを入力すると、競合から入手したいあらゆる貴重な情報を無料で手に入れることができます。

SEOチェキ

これらを見ると、以下の情報を取得できます。

  • Title:競合サイトの記事タイトル
  • Description:これはメタディスクリプションとも呼ばれ、競争相手のページに関する要約が記載されています。つまり、この情報から競合ページの情報の要点のみを確認することができます。
  • Keywords:競合が設定しているターゲットキーワードです。外部に知られたくないと対策しているようなサイトの場合、ここが空欄になっている場合もあります。
  • h1:タイトルタグとH1タグを分けて入力している場合は、ここはタイトルと異なる表示になっています。通常はタイトルとH1は同じであると考えて問題ありません。

ここでチェックした情報を元に、自分が競合と同じキーワードで戦う必要があるのか、また優れたコンテンツで差別化できる可能性があるのか、などの今後の打ち手を考えることができます。

ステップ6:記事コンテンツをSEOに最適化する

記事コンテンツのSEO最適化

ここまでで、ターゲットとすべきSEOキーワードを特定することができました。次に、このキーワードを記事のページ内にどのように配置していくかということが重要です。

ここで意識すべきなのは、単純なSEOに関するよくある小手先のテクニックなどではなく、これから紹介する方法がなぜユーザーにとって良いものになるのかという視点で考えていきましょう。

タイトルと見出しをSEOに適したものにする

タイトルと見出しは、記事コンテンツの中核になる重要な部分です。ここにある情報を元に、ユーザーは記事の本文や中身を判断しています。見出しは、それぞれの章についているタイトルと考えれば、その意味合いはより理解しやすいでしょう。

タイトルと見出しを付ける上で意識すべきポイントは以下のとおりです。

  • SEOキーワードは複数入れないこと
  • 前の方に重要なキーワードが来るようにすること
  • キーワードを乱用して不自然な文章になることは避けましょう

検索ワードをタイトルや見出しに含めることは重要なことですが、入れ過ぎたり分かりづらい形で挿入されていることはあまり意味がありません。

ユーザーにとって、どんなニュアンスの文章で、言いたいことが明確に伝わるようなものが、SEOで良いとされるタイトルを付けるためのコツです。

関連記事:キーワードを記事内のどの部分に使うかは重要な戦略です。SEOに最適なキーワードの入れ方のガイドで、そのすべての方法を知りましょう。

画像を圧縮して軽くする

画像は軽いものを使い、ページを表示する際に障害になるものはできるだけ減らすようにしましょう。

画像の読み込み速度が5秒以上かかると、ユーザーの38%が離脱してしまうと言われています。また、自動生成コンテンツや、スクロール追尾広告などのウィジェットなどの記事内オブジェクトも、サイト表示を遅延させる原因になります。

Google PageSpeed Insightsで自分のブログの表示速度に関するデータを確認して、改善の見込みがないかをチェックしてみましょう。別の手っ取り早い解決策としては、今使っているサーバーを入れ替えるなども有効でしょう。最高のサーバー5選で、表示速度が最も早いサーバーを選出しています。

ページに長く滞在させる

ユーザーが記事コンテンツをより多くの時間をかけて見てもらうようにすることも大切です。

ページ内に長い時間滞在しているということは、それだけ色々な行動をとってもらえる可能性が広がるからです。例えば、別の関連記事をみてもらったり、SNSでシェアしてくれたり、コメントを残してくれるなども考えられます。

内部リンクというブログ内の他の記事へのリンクや、コールトゥアクション(CTA)というユーザーに具体的なアクションを促すようなボタン(「人気の記事はこちらをクリック」など)を設置すると良いでしょう。

ステップ7:検索上位に改善したかを確認する

今までのキーワード調査から、SEOキーワードに対して改善を試みた結果、実際にどのような変化があったかを確認しましょう。

狙ったイメージ通りに検索順位が変動したかをチェックすることはもちろん、どれだけの改善幅があったかをキーワードごとにウォッチすることで、自分の行った施策の中でどれが最も適切だったかを把握することにも繋がります。

確認する方法は以下の2パターンあります。

  • 実際にGoogle検索画面でキーワードを検索し、リアルタイムで表示されている検索順位を確認する
  • Rank Trackerを使って、キーワードのランキングをチェックする

検索ワードを検索窓に打ち込む実地調査も良いですが、Rank Trackerを使えばもっと簡単にキーワードのランキングを見ることができます。

Rank Tracker

Rank Trackerでは、ターゲットにしているSEOキーワードが、自分のブログだけでなく競合サイトでどの順位にいるのかから、またその順位がどれだけ変動したかまでチェックすることができるSEOツールです。

こういった事後分析を怠らないことで、改善から効果があったものを知ることができ、今後の良いサイクルが生まれます。マーケティングの考え方ですが、計画(Plan)、実行(Do)、分析(Check)、改善(Act)であるPDCAサイクルというプロセスを着実に踏んでいきましょう!

関連記事:検索上位にブログ記事を上げるためのSEOについてこれ以上に学びたい方は、ブログ初心者におすすめ本のリストでSEOに関する書籍を読んでみると良いでしょう。

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