2020年には、Apple純正のApple Silicon(アップルシリコン)チップを導入した初のモデルである、M1チップ搭載の超高性能なMacが話題になりました。
そして今回、Appleは2021年に新たなモデルとして、M1チップモデルの性能を大きく凌駕する最新の「MacBook Pro」「MacBook Air」「Mac mini」「iMac」、そして今回新たに開発される40コアの「Mac Pro」をリリース予定であると、海外テックメディアで権威のBloombergが5月18日に発表しました。
前回は旧製品に搭載のIntel製プロセッサからの脱却、そしてApple製品のためのApple互換チップへの転換がされたことで大きな革新を遂げましたが、今回のリリースも必見です。
本記事では、来年を発売日としてデビューが予定されている新たな「Mac Pro」をはじめ、改良されるMacBookの製品特性に関する最新情報についてまとめていきます。
新型Mac Proは2〜4倍の強力な40コアプロセッサの可能性
2022年にリリースされたのは、新型のMac Proです。
噂によると、このハイエンドMac Proデスクトップは、従来のMacBook Proチップの2〜4倍の性能を発揮する可能性を示唆しました。
再設計されたMac Proでは、16または32個の高性能コア、そして4または8個の高効率コアで構成される、20または40コアのバリュエーションコアになる予定です。(コードネームJade2C-Die、Jade4C-Die)
このチップには、グラフィックス用の64または128コアのオプションも備わっています。また、コンピューティングコアの数は、現在のIntelプロセッサの誇る最大28コアを上回る予定です。
この新しいモデルの新型Mac Proの開発は、始まってから数ヶ月ほど経過していると予測されており、2019年モデルよりも小型のタイプになると報道されています。
新型Mac Proの発売日は、来年を予定していますが、正式に公表されている情報リリースは現在ありません。
新型MacBook Air、Mac miniはより高性能にアップデートすると予測
Appleは、新型MacBook AirとMac miniに、新たなチップ(M1Xについては後述)を搭載したより強力なバージョンを開発中であると、Bloombergが指摘しました。
ハイエンドのMac mini(コードネームJ374)には、新型M1Xチップが搭載されるだけでなく、Thunderboltポートが2つから4つに増えると予想されています。
そしてMacBookと同様に、今までのIntelプロセッサ搭載モデルを最終的にすべて置き換えていく方針になります。
新型Mac miniの発売日は公開されておらず、各種メディアが予測している時期よりもリリースが延期される可能性があると報道されています。
Appleは、新型のMacBook Airについても新たなモデルを計画しています。
再設計されたハイエンドタイプのMacBook Airでは、現在のM1チップの後続であるチップ(コードネーム:Staten)になります。性能はM1チップと同じコンピューティングコアですが、処理速度やグラフィックコア数も改善される(7〜8が、9〜10にアップグレード)と予定されています。
今までより、軽量で薄いタイプになることも従前から言われており注目ですね。色合いは緑、青、黄色、オレンジ、ピンク、紫、銀になるとメディアで報道されています。
新型MacBook Airの発売日は、早ければ年末にはローンチされると予測されています。
関連記事:MacBook Air 2020/2019/2018を比較した記事を参照下さい。
新型MacBook ProにはM1Xチップが搭載され、ロゴが消える予定
現在のMacBook Proに搭載されているAppleシリコン製のチップは、M1チップです。その最新版のチップでは、M2チップになるのではと一部の報道メディアで予想されていました。
しかし実際には、新型MacBook Proには「M1X」という名称の新たなチップが搭載されることが、iOS開発者であるDylandkt氏のTwitterで非公式に発表されています。
Dylandkt氏は、Appleの著名な開発者であることから、この情報リークはかなり信憑性があると考えられています。過去に今年のiPad ProにM1チップが搭載されるという情報もリリースし、実際にその予測は真実となっています。
「M1XはM1の拡張モデルになり、より多くのThunderbolt接続やCPUコア・GPUコア、さらにパワーがより強化されます。このM1XはハイエンドのMac mini、MacBookPro14と16、そしてハイエンドのiMacで搭載されるでしょう。」
またさらにMacBook Proの筐体の特徴として、今までのデザインであったディスプレイの「MacBook Pro」ロゴが消えると示唆しました。
ロゴが削除されたデザインは最新のiMacにも踏襲されているものです。そのためMacにはブランドネームをいれず、シンボルマークである「リンゴのマーク」だけが残るビジュアルに今後置き換わっていくのではないでしょうか。
再設計された新型MacBook Proは、今年の夏初め頃にローンチする予定であると、Bloombergメディアで言及されています。
新型MacBookProのモデルタイプ:14インチモデル(コードネームJ314)、16インチモデル(J316)。(2020年モデルのMacBook Pro 13インチと16インチから変更)
新型MacBookPro注目の新機能:過去に搭載されていた磁気充電MagSafeの復活により、今まで以上に高速充電が可能に。また高速なプロセッサ、ディスプレイのアップデート、HDMIポートとSDカードスロットの復刻の可能性があります。新たな熱システムで、計算能力が向上する。
変更される重要な点:2021年のMacBook Proモデルでは、今までのタッチバーが消滅し、ファンクションキーに置き換わると予測されています。
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