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MacBook Pro新型と2017/2016/2015の違い比較!

MacBook Pro新型と2017/2016/2015の違い比較!
apple.com

 

MacBook Pro の2020年最新モデル(M1チップ搭載)が発表されましたね。(2020/11/11、日本時間)

今回の新しいAppleシリコンというMacのために開発されたM1チップを搭載したMacBook Pro 2020年モデルは驚異的なアップデートです。

 

しかし、今もまだ旧来の2017年、2016年、2015年モデルを使っている方も少なくないのではないでしょうか?

今回は、そこで気になるのが旧来の2017年、2016年、2015年モデルと今回の新型2020年モデル(M1チップ搭載モデル)がどのように違うのかをスペックや価格面などで詳細に徹底検証していきたいと思います。またM1チップに関する詳細情報は、<AppleシリコンM1搭載の新型MacBookは最強!速報>の記事をご覧ください。

 

ちなみに、MacBook Proの2020年、2019年、2018年モデルに関しても徹底比較した<MacBook Pro 2020/2019/2018を比較!>の記事も気になる方はご参考ください。

 

それでは、早速みていきましょう。

 

MacBook Pro 2020と2017/2016/2015モデルのスペックや価格の違いを比較

 

以下、MacBook Proの2020年(新型M1搭載モデル)、2017年、2016年、2015年のバージョンの比較になります。

※2020年のみ「Intel CPU」の旧来モデルと「M1チップ搭載」最新モデルの2種類があります。

 

サイズや重さなどのスペック比較

MacBook Proの2020年、2017年、2016年、2015年のモデルそれぞれのスペックを比較しました。

MacBook Pro
スペック比較
2020最新モデル(M1)201720162015
インチ数13インチ13/15インチあり13/15インチあり13/15インチあり
カラーシルバー/スペースグレイシルバー/スペースグレイシルバー/スペースグレイシルバー
処理能力-※参考:Intelモデル------------
プロセッサ
1.4GHzクアッドコアIntel Core i5
1.7GHzクアッドコアIntel Core i7
Turbo Boost使用時最大4.5GHz
--------------------------------

<M1モデル>
システムオンチップ(SoC)
Apple M1チップ
4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU
8コアGPU
16コアNeural Engine
プロセッサ
2.3GHzデュアルコアIntel Core i5
2.5GHzデュアルコアIntel Core i7
Turbo Boost使用時最大4.0GHz
プロセッサ
2.0GHzデュアルコアIntel Core i5
2.4GHzデュアルコアIntel Core i7
Turbo Boost使用時最大3.4GHz
プロセッサ
2.7GHzデュアルコアIntel Core i5
3.1GHzデュアルコアIntel Core i7
Turbo Boost使用時最大3.4GHz
メモリ8GB
16GB
8GB
16GB
8GB
16GB
8GB
16GB
ストレージ256GB SSD
512GB SSD
1TB SSD
2TB SSD
128GB SSD
256GB SSD
512GB SSD
1TB SSD
2TB SSD
256GB SSD
512GB SSD
1TB SSD
128GB SSD
256GB SSD
512GB SSD
1TB SSD
ディスプレイIPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)
LEDバックライトディスプレイ
Retinaディスプレイ
2,560 x 1,600ピクセル
500ニトの輝度
IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)
LEDバックライトディスプレイ
Retinaディスプレイ
2,560 x 1,600ピクセル
500ニトの輝度
IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)
LEDバックライトディスプレイ
Retinaディスプレイ
2,560 x 1,600ピクセル
500ニトの輝度
IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)
LEDバックライトディスプレイ
Retinaディスプレイ
2,560 x 1,600ピクセル
300ニトの輝度
サイズと重量高さ
1.56 cm

30.41 cm
奥行き
21.24 cm
重量
1.4 kg
高さ
1.49 cm

30.41 cm
奥行き
21.24 cm
重量
1.37 kg
高さ
1.49 cm

30.41 cm
奥行き
21.24 cm
重量
1.37 kg
高さ
1.8 cm

31.4 cm
奥行き
21.9 cm
重量
1.58 kg
カメラ720p FaceTime HDカメラ720p FaceTime HDカメラ720p FaceTime HDカメラ720p FaceTime HDカメラ
オーディオハイダイナミックレンジステレオスピーカー

3.5mmヘッドフォンジャック
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー

3.5mmヘッドフォンジャック
ハイダイナミックレンジステレオスピーカー

3.5mmヘッドフォンジャック
ステレオスピーカー

3.5mmヘッドフォンジャック
キーボードとトラックパッドバックライトMagic Keyboard:
4つの矢印キー(JIS配列準拠キーボード、カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能)

Touch Bar
Touch IDセンサー

環境光センサー

カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド
(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能)
バックライトMagic Keyboard:
4つの矢印キー(JIS配列準拠キーボード、カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能)

環境光センサー

カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド
(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能)
バックライトMagic Keyboard:
4つの矢印キー(JIS配列準拠キーボード、カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能)

環境光センサー

カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド
(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能)
12個のファンクションキー、4つの矢印キー(JIS配列準拠キーボード、カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能)

環境光センサー

カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド
(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能)
ワイヤレス802.11ax Wi-Fi 6

Bluetooth 5.0ワイヤレステクノロジー
802.11ac Wi-Fi 6

Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー
802.11ac Wi-Fi 6

Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー
802.11ac Wi-Fi 6

Bluetooth 4.0ワイヤレステクノロジー
ポート2つのThunderbolt / USB 4ポートThunderbolt 3(USB-C)ポート x 2 / x 4もありThunderbolt 3(USB-C)ポート x 2 / x 4もありThunderbolt 2ポート x 2
セキュア認証Touch BarとTouch IDセンサーTouch BarなしTouch BarなしTouch Barなし
電源とバッテリー-※参考:Intelモデル------------
最大10時間のワイヤレスインターネット

最大10時間のApple TVアプリのムービー再生

58.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

61W USB-C電源アダプタ

USB-C電源ポート
--------------------------------

<M1モデル>
最大17時間のワイヤレスインターネット

最大20時間のApple TVアプリのムービー再生

58.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

61W USB-C電源アダプタ

USB-C電源ポート
最大10時間のワイヤレスインターネット

最大10時間のApple TVアプリのムービー再生

54.5Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

61W USB-C電源アダプタ

USB-C電源ポート
最大10時間のワイヤレスインターネット

最大10時間のApple TVアプリのムービー再生

54.5Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

61W USB-C電源アダプタ

USB-C電源ポート
最大10時間のワイヤレスインターネット

最大12時間のApple TVアプリのムービー再生

74.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

60W USB-C電源アダプタ

USB-C電源ポート

 

これらの中でも特徴的な違いをみていきましょう。

 

処理能力(プロセッサ)

 

MacBook Pro2020年新型モデルに搭載されているAppleシリコンの最新のM1チップは「設計:システムオンチップ(SoC)」「CPU能力:4つの高性能コアと高効率コアを搭載した8コアCPU」「GPU能力:8コアGPU」「機械学習能力:16コアのNeural Engine」という性能面の特徴を持っています。

そして、実際のCPUの性能は従来のものと比べて最大で3.5倍で、GPU性能は最大で6倍、機械学習能力では最大15倍も速くなっています。さらには、バッテリー性能は、従来のMacBook Proよりも最大2倍も長く持続するという圧倒的なアップグレードが実現しました。

一方で、2020年Intelモデル、2017年モデルと2016年モデル、2015年モデルの処理能力スペックは以下の通りです。

 

MacBook Pro 2020年(Intel):「1.4GHzクアッドコアのIntel Core i5」「1.7GHzクアッドコアIntel Core i7」(Turbo Boostを使用した時は最大4.5GHz)

MacBook Pro 2017年モデル:「2.3GHzクアッドコアのIntel Core i5」「2.5GHzクアッドコアIntel Core i7」(Turbo Boostを使用した時は最大4.0GHz)

MacBook Pro 2016年モデル:「2.0GHzクアッドコアのIntel Core i5」「2.4GHzクアッドコアIntel Core i7」(Turbo Boostを使用した時は最大3.4GHz)

MacBook Pro 2015年モデル:「2.7GHzクアッドコアのIntel Core i5」「3.1GHzクアッドコアIntel Core i7」(Turbo Boostを使用した時は最大3.4GHz)

 

MacBook Pro 2017年と2016年、2015年モデルは、年ごとにアップデートはされていましたが、今回のM1チップによる進化程ではなさそうですね。今回のスペックは今までにない程の性能向上になりそうです。

 

インチ数

 

2020年モデルのMacBook Proについては、最新のM1チップ搭載モデルも旧来のIntelモデルにおいても、どちらも13インチのもののみとなっています。

2017年と2016年、2015年モデルはどれも13インチと15インチのものがあり、また2015年モデルに関しては15インチモデルが「15-inch,Mid」、13インチモデルが「13-inch,Early」と名前で異なっています。

 

大きさや重量

 

2020年モデルのMacBook ProはM1チップモデルもIntelモデルも、2017年と2016年モデルよりも大きさや重量が少しだけ増えていますが、2015年モデルよりは小さい。つまり、大きさと重さ順に並べると、2015年 > 2020年 > 2017年=2016年、ということになりますね。  

 

2020年モデルのMacBook Proは、M1チップモデルとIntelモデルどちらも、高さ1.56 cm、幅30.41 cm、奥行き21.24 cm、重量1.4 kg

一方で比較すると、MacBook Pro2017年、2016年モデルはどちらも、高さ1.49 cm、幅30.41 cm、奥行き21.24 cm、重量1.37 kg

さらに、この中で最も古い、MacBook Proの2015年モデルに関しては、高さ1.8 cm、幅31.4 cm、奥行き21.9 cm、重量1.58 kg

 

筐体の高さと重さは2015年がもっと高くそして重く、次に2020年モデルが、そして最も薄く重さも軽いのが、2017年モデル、2016年モデルになりました。

 

電池・バッテリー

 

さてこのポイントが最も気になるという方も多いのではないでしょうか。

 

MacBook Pro の2020年最新モデル(M1チップ搭載)は、「最大で17時間のワイヤレスインターネット」「最大で20時間のApple TVアプリのムービー再生」「58.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵」となっています。

一方で、MacBook Pro の2020年モデル(Intel搭載モデル)では、「最大で10時間のワイヤレスインターネット」「最大で10時間のApple TVアプリのムービー再生」「58.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵」となっています。

そして、MacBook Pro 2017年と2016年モデルでは、「最大で10時間のワイヤレスインターネット」「最大で10時間のApple TVアプリのムービー再生」「54.5Whリチウムポリマーバッテリー内蔵」というバッテリー性能が備わっているということです。

最後に、MacBook Pro 2015年モデルでは、「最大で10時間のワイヤレスインターネット」「最大で10時間のApple TVアプリのムービー再生」「74.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵」

 

最新のMacBook Pro(M1チップ搭載モデル)2020年のものは、2017年・2016年・2015年モデルのものよりも約2倍近くもバッテリー駆動ができるようです。また2015年モデルのみ、リチウムポリマーバッテリーのW数が異なっています。バッテリー性能は年数モデルによって大きく違うようですね。

 

価格比較

 

MacBook Pro 2020年(Apple M1チップ搭載モデル)の価格と、2020年のInteL CPUモデル、2017年モデル、2016年、2015年モデルの価格を比較していきます。

 

MacBook Pro
価格比較
128GB SSD256GB SSD512GB SSD1TB SSD
2020最新モデル(M1)-(Amazon)148,280円(税込)(Amazon)170,280円(税込)-
2020通常モデル(Intel Core)-(Amazon)134,800円(税込)(Amazon)149,800円(税込)208,800円(税別/Appleストア)
2017(価格コム/2020年時点)
130,500円(税込)
(価格コム/2020年時点)
129,800円(税込)
(価格コム/2020年時点)157,799円(税込)
2016-(価格コム/2020年時点)155,000円(税込)(価格コム/2020年時点)171,000円(税込)
2015(rakuten/2020年時点/中古含む)65,670円(rakuten/2020年時点/中古含む)142,780円(rakuten/2020年時点/中古含む)94,578円

 

いかがだったでしょうか。今使っているモデルと比較してMacBook Proがどれだけ変わったかを見ていくことができました。

 

最後に、MacBook Proの2020年と2019年、2018年モデルについても比較した<MacBook Pro 2020/2019/2018を比較!>の記事がありますので、さらに気になる方はどうぞ。

また、MacBook Proだけでなく、MacBook AirやMacBook miniを含めた比較や最新OSに関する詳しい内容は<MacBook最新のAir/pro/miniを徹底比較!>と<Mac OSの最新情報|Big Surの新機能や不具合など>の記事もご参考ください。

 

以上、MacBook Proの最新2020年モデル、2017年モデル、2016年モデル、2015年モデルの比較でした。

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